ジョングクさんが、2025年6月13日のホビコンにサプライズ出演され、そのリハーサルでかぶっていた帽子について Weverseで謝罪されました。
素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた夜の出来事だけに、驚かれたアミは多かったことでしょう。
この件について、「なぜ、この帽子のフレーズがダメなの?」「グクが謝らなければならなくなったのは、“反日”の大統領に代わったから?」というイルアミの声を、お見かけしました。(もちろん、大統領も“反日”も関係ありません。)
そして、多くの国のARMYは、グクさんの対応(謝罪)を称賛しています(もちろん、多くのイルアミも含まれます)。
なぜ、この帽子に書いてあるフレーズがダメなのか、帽子のメーカーについて、そしてグクさんの対応がどのように評価されているのかを、解説していきたいと思います。
グクさんの謝罪までの経緯
韓国の高陽スタジアムで行われている「HOPE ON THE STAGE FINAL(6月13日、14日)」の初日(13日)に、ジョングクさんとジンさんがサプライズ出演されました。
BTSメンバー4人も客席からホビのライブを観に来ていて、この日7人が集まったこと、そしてホビ、グク、ジンくんの素晴らしいステージに、世界中のアミたちは感動に包まれました。
一方で、ライブ開始前に行われたリハーサルの時、グクさんが身に付けていたものが物議を醸していました。
それは、「Make Tokyo Great Again」と書かれた黒いキャップです。
(※グクさんは、今はその帽子を すでに破棄されているので、着用していた写真は載せません。)
グクさんは、その日のうちに(2025年6月13日 深夜26:08)、WeverseにメッセージをUPし、謝罪しています。
#Jungkook via Weverse pic.twitter.com/5mt03bDSK1
— BTS Charts Daily (@btschartsdailyc) June 13, 2025
안녕하세요, 정국입니다.
오랜만에 여러분을 만난 이후 이런 글을 쓰게 돼서 마음이 무겁습니다.
오늘 리허설 중 제가 착용한 모자에 적힌 문구로 인해 많은 분께 실망과 불편함을 드린 점, 진심으로 죄송합니다.문구가 담고 있는 역사적, 정치적 의미를 충분히 확인하지 못한 채 착용한 저의 부족함으로 인해 실망과 상처를 드렸다는 점, 무겁게 받아들이고 있습니다.
그저 죄송합니다
어떤 이유에서든 변명의 여지가 없습니다. 제가 부족했고, 부주의했습니다.
앞으로는 하나하나 더 깊이 생각하고 행동하겠습니다.저의 실수에 대한 지적과 비판, 모두 겸허히 받아들이겠습니다.
모자는 즉시 폐기하였습니다.
다시 한번 죄송하다는 말씀드립니다.(引用元:Weverse 2025.6.14 AM2:08 )
【和訳】
こんにちは、ジョングクです。
久しぶりに皆さんにお会いしてから、このような文章を書くことになり、心が重いです。
今日、リハーサル中に私が着用した帽子に書かれた文言により、多くの方に失望と不快感を与えてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。
フレーズに込められた歴史的、政治的な意味を十分に確認せずに着用した私の不十分さゆえに、皆様を失望させ傷つけてしまったこと、重く受け止めています。
ただただ 申し訳ございません。
どんな理由であれ、言い訳の余地はありません。 私の配慮が不十分であり、不注意でした。
これからは一つ一つより深く考え、行動していきたいと思います。
私の過ちに対するご指摘、ご批判は、全て謙虚に受け止めます。
帽子は即座に廃棄いたしました。
改めて、心よりお詫び申し上げます。
なぜ、この帽子がいけないのか?

どうしてグクの被っていた帽子が批判されたのか、について解説します。
(すでにご存知の方は、目次から、次項へジャンプ出来ます。)
グクさんが被っていた帽子には、「Make Tokyo Great Again」という文字が書かれていました。
これは、元々「Make America Great Again」というアメリカ発症の「スローガン」を模倣したものです。
グクさんの帽子は、このフレーズの「America」の部分が「Tokyo」になっているものでした。
【「Make America Great Again」とは?】
・元々、このスローガンは、1980年、ロナルド・レーガンが初めて使用したものです。
当時のアメリカは高い失業率とインフレが社会問題でしたが、レーガンは、このフレーズで国民に希望を与えようとしました。(レーガンの雇用政策は経済成長を促進した一方、所得格差の拡大が問題となりました。)
・対してトランプは、「アメリカ第一主義」を掲げ、国民の不安を煽る形でこのスローガンを利用しました。
このフレーズが、ナショナリズムや排外主義を表現することに 使われるようになったのです。
同じ「Make Tokyo Great Again」でも、レーガンは希望と団結に、トランプは対立とポピュリズムに、スローガンを利用していたため、そのニュアンスは大きく異なります。
そのため、特にトランプ政権である現在、「Make America Great Again」といえば、アメリカのナショナリズムや排外主義を象徴するものとして、広く認識されています。
そしてまた、「Make Tokyo Great Again」は、同様の文脈で、日本の「極右勢力」に利用されてきた経緯があります。
「Make Tokyo Great Again」は、実際に 小池百合子氏のスローガンだった
ジョングクさんの着用していた帽子の「Make Tokyo Great Again」というフレーズについてですが、全く同じフレーズを、2017年の東京都議会選挙で小池百合子氏が実際にスローガンとして利用していたのです。
そのため、「Make Tokyo Great Again」のフレーズは、「単なるパロディ」ではなく、極右勢力の政治的メッセージの意味を持っています。
この表現は、過去の日本の帝国主義や植民地支配を想起させるもので、非常に問題視されています。
「都民ファースト」自体の成り立ちは日本独自とはいえ、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」の発想と同じものです。
小池百合子がMAKE TOKYO GREAT AGAIN というタスキをしているのを見た時に想像した、とても嫌な展開がこの形に!写真は田中龍作さんより。 pic.twitter.com/BmEgwYbMXB
— Rolling Bean (@rolling_bean) September 27, 2017
また、小池氏の支持者が、同じフレーズのキャップを作って着用していたこともあります。
「MAKE TOKYO GREAT AGAIN」
— s (@StandAndFight__) February 3, 2017
小池百合子の支持者が制作したキャップらしいけど、これを普通にパクれるセンスがもう、、、 pic.twitter.com/Wktikq8a0c
小池百合子氏は、それまで東京都知事が毎年、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に追悼文を送付していたのを中止させた人です(追悼文の送付中止は、現在に至るまで 8年続いていますが、これは異常な事態です)。
「Make Tokyo Great Again」のフレーズの入ったものを、大好きなアーティストを身に付けることが、朝鮮半島の方々、在日コリアンの方々にとって、どれだけの悲しみや失望に繋がるかが、お分かりいただけたと思います。
奇しくも このリハーサルの写真が出回った日(2025年6月13日)が、ちょうど東京都議会議員選挙の告示日と重なっており、憶測を呼びました。(もちろん、関係ありません。)
さらに、ヘイト組織として有名なグループ「在徳会」と関係があるのではと 非難されていたことも、mid-day が報じています。
追悼文の送付については、引き続き、東京都に強く要求していきましょう。
ユン・ソニョル元大統領が「M“K”GA」キャップを被っていたことがある
ユン・ソニョル元大統領は、「MKGA(Make Korea Great Again)」の文字が書かれている帽子を被っていたことがあります。
🇰🇷러시아 채널에도 진출한 윤석열의 MKGA.
— 🪖전쟁과 평화🚨 (@MoonlitJi) April 15, 2025
해당 채널은 '트럼프의 MAGA와 유사한 "Make Korea Great Again" 모자를 쓴 대한민국의 축출된 대통령이 발견되었다.'라고 보고했다. #한국 #쪽팔림 #부끄럼 pic.twitter.com/4uhCElR4LB
ユン・ソニョル元大統領は、ご存知のように昨年(2024年)12月3日に「非常戒厳」を起こした人です。
国会議員の方々、そして多くの市民が これを食い止めたこと、市民が連日、寒い中でデモを行ってくれたこと、そして憲法裁判所が全員一致でユン氏を罷免したことは、皆さんの記憶に、新しいと思います。
このフレーズは、ユン氏を思い起こさせるにも十分なものでした。
「“反日”勢力が圧力をかけた」?→もちろん、そんなことはありません。
グクさんの「謝罪」について、「“反日”勢力が圧力をかけたのではないか」という投稿を、日本で 一定数見かけます。
もちろん、そういった事実はありません。
今まで解説してきた通り、日本帝国主義、あるいはユン氏やトランプ氏の政治的ナショナリズムを 想起させるものであるからです。
そして何より、グクさんは「圧力をかけられたから 謝った」のではありません。
指摘を真摯に受け止め、間違いに気付くことができ、ご自身が決めて、すぐに謝罪をしました。
(HYBEは これまでも色々あった会社ですので、私見ですが、HYBE、ではなく、グクさんの意向だと思います。助言をしてくれる人はあったと思いますが。)
そして、「反日」「親日」という「概念」についてですが、このように恣意的にカテゴライズされることは、それこそ良い方向に行きませんので、やめるべきと思っています。
(「親日」「反日」概念についての関連記事 )
ユン前大統領罷免について/右・左や保守・リベラルの物差しについても
グクさんは、このフレーズについて知らなかったのか?について
「Jungkookは、今 アメリカで起きていることを知らないの?」「英語の歌詞で曲を作っているのなら、もっと慎重になってほしい」とSNSなどで指摘されている方も見かけます。
ここからは、筆者の想像ですが、今、アメリカで起きているトランプ大統領の様々な政策の問題(トランプ氏が無茶苦茶をやっていること)については、全世界が知っているように、グクさんはニュースなどで ご存知であると思います。
しかしグクさんが被っていた「Make Tokyo Great Again」というフレーズが「MAGA」のパロディだとまでは、おそらくご存知無かったのではないかと思います。
小池百合子氏がスローガンに利用していたことも、おそらくは知らなかったと思います。
直訳すれば「東京を再び輝かせよう」なので、第一言語が英語ではない方は、肯定的なフレーズに受け取ってしまっても不思議ではありません。
次項で触れますが、ショップもトランプ氏のスローガンとは関係ないことを表明しています。
※以上は「MAGA」の肯定や擁護ではありません。
無意識であっても、これは不適切でしたので、グクさんは、指摘を受けた後は、謝罪と、帽子の廃棄という適切な対応をしています。
帽子を販売しているメーカーについて
この帽子を販売している会社は、政治団体ではありません。
「BASICKS」という日本のファッションブランドです。
デザイナーの森川マサノリさんは、映画「東京喰種(トーキョーグール)」(2017年)の衣装なども手掛けています。
映画「東京喰種」
— BASICKS (@BASICKSjp) July 10, 2017
上映後、エンドロールにじぶんの名前が流れた時は1人で感慨深かったなぁ。
初めての映画衣装だったけど、好きな作品で創れてよかった。
7.29 世界同時公開です! pic.twitter.com/Yfwz5faHqA
「BASICKS」は、今回 問題になったキャップについて、インスタストーリーで、
「不快な思いをさせてしまった方には、心よりお詫び申し上げます。
そうは言っても、私たちはファッションを通してアイデアを表現する自由を信じています。
政治的なスタンスを伝えることを意図したものではなく、むしろ東京のファッションシーンの、繁栄への希望を表現する象徴的な方法でした。」
と英文で伝えています
あくまでもこの文章はオリジナルである、といっています。
小池百合子氏が「Make Tokyo Great Again」のタオルを身に付けていたのは2017年。
このキャップのデザイナーさんが、これを知らなかったと考えてもおかしくはありません。
(選挙で調べるのは、あくまで各党の政策なので…)
小池百合子氏が、スローガンを特許登録していたわけではありませんので、文章としては、自由かもしれません。
販売するのではなく、あくまでも個人で、文字を入れて楽しむのであれば、良いでしょう。
しかし、今回、このフレーズにより、傷ついた人が大勢いたこと、ジョングクさんが謝罪をしたこと、それを知ったうえで“敢えて”「表現の自由」を表明すること、というのは、暴力的な論理ではないでしょうか。
ブランドの方も これを重く受け止め、私たちと同じように、学ぶのが、何よりも大事かと思います。
お客様商売であるならば…最低限、アジアへの加害の歴史は、学んでおく必要があります。
デザイン・販売するにあたって、同じような言葉がないかどうか、というのは事前に調べられたことと思いますが、うまく見つからなかったのでしょうか…本当に残念です。
オンラインショップで販売しているキャップには、グクさんが着用していた黒と、赤があります。
BASICKS「Make Tokyo Great Again Cap(RED)」13,200円
(※2025年6月14日現在では、売り切れとなっています。)
赤は特に、トランプ氏・ユン氏のかぶっていた赤いキャップを思い起こさせるため、類似のメッセージと取られかねません。お客様のためにも、お店のためにも、対応をとられた方が良いでしょう。
グクのリハーサル写真はリークだったのか?という憶測
グクさんのリハーサルの写真について、「グクを陥れるためのリークなのではないか?」という憶測も、見受けられます。
ただ、その憶測は、ホビコンの関係者を疑うことになりますので、グクさんやホビさんをはじめ、関係者の方々を傷つけてしまう可能性があります。
あくまでも筆者の推察ですが、写真は「ネタバレ」的なものだったように思います。
(もちろん、グクさんの出演は「サプライズ」だったわけですので、ネタバレも、やってはいけないことなのですが…)
「ネタバレ」した人が、リハーサルの最中に、グクさんの被っているキャップに書かれている文字まで 気にしている暇があったかというと…その可能性は低いのではないでしょうか。
グクさんの対応が素晴らしかったワケ
謝罪を受けて…世界のファンの声は?
グクさんが、このように素早く対応してくださったこと、本当に良かったと思います。
グクさんの謝罪を受けての、世界のファンの反応は、どうだったのでしょうか?
様々な声が上がりましたが、いくつかの傾向が見られましたので、見ていきましょう。
「謝らなくて良い」という声
しかしファンからは、「意図して身に付けていないので、悪くない」「あなたのことを悪く言う人の声など、気にすることはない」という声が、英語圏、韓国、日本からも多く寄せられていました。
우리 아미들은 당신이 나쁜 의도가 없다는 걸 알고 있어요.
이런 말 하는 사람들은 진짜 아미가 아니에요.그냥 혼란을 만들고 싶어 하는 거죠. 우리는 절대 이런 일을 용납하지 않을 거예요.
(引用元:Weverse コメント欄 )
【和訳】私たちARMYは、あなたが 悪意がないことを知っています。
こんなことを言う人は、本当のARMYではありません。
ただ混乱を作りたいだけなんです。
私たちは絶対にこんなことは許しません。
「(謝罪してくれて)ありがとう」「学びになった」の声
トランプが、恣意的に排外主義に利用していた「MAGA」のもとで、まさに差別に遭っていたファンからは、グクさんが真摯に受け止め謝罪してくれたことに感謝の声があがっていました。
(Fandomiaは、英語のYouTubeチャンネルです。自動翻訳をご利用ください。)
As a person of color from the U.S. who deals with the hate that is attacked from those who wears that hat I so appreciate that he reflected and apologized.
I still love him 1000times over still but I appreciate he understood and didn’t make excuses like some idols.
He was informed or did his own research and now understands for man (people of color mostly) that phrase is equivalent to hate speech.
We see people in those hats just as new versions of KKK members.
So I understand where people were shocked and hurt but I’m so proud he understood and made the correct steps in my opinion!!!
사랑해요💜
(引用元:Fandomia…アメリカのYouTubeチャンネルのコメント欄より)
【和訳】アメリカの有色人種として、その帽子をかぶった人々から受けた憎悪攻撃に直面している私は、彼が反省し、謝罪したことに、とても感謝しています。
今でも彼のことを1000倍以上愛していますが、彼が理解し、一部のアイドルのように言い訳をしなかったことに感謝しています。
彼は情報を得て、あるいは自分で調査をして、今ではその言葉が人類(主に有色人種)にとってヘイトスピーチに等しいことを理解しています。
私たちは、そのような帽子をかぶった人々をKKKのメンバーの新たなバージョンとしか見ていません。
だから、人々がショックを受けて傷ついたことは理解できますが、彼が理解し、正しい措置を講じたことをとても誇りに思います。
(韓国語で)愛してる💜
【KKKとは何?】
KKKとは「Ku Klux Klan(クー・クラックス・クラン)」の略称です。アメリカの白人至上主義団体のことを指します。
2017年のトランプ氏の移民排除政策に、支持を表明するKKK活動家もいました。
トランプ氏は 2025年現在にも、合法移民を拘束するなど、移民取り締まりで無茶苦茶をやっています。
トランプ氏の父フレッドは、KKKの集会に参加し、「移民によって、アメリカの唯一の国旗と唯一の言語が脅かされている」と主張し、逮捕されたことがあります。
そしてまた、グクさんが、意図は無かったにせよ、間違えたことを、きちんと謝罪したことを尊重する声、私も勉強になったよ、という声が寄せられています。
Let’s be MORE CAREFUL about the things we buy, wear and attach, and try to understand what they are and buy accordingly. Let’s be more careful about this. Thank you for being aware of this and apologizing… JK
(引用元:Weverse コメント欄 )
【和訳】私たちが買うもの、身につけるもの、付けるものについては、もっと慎重になり、それが何であるかを理解し、それに従って買うようにしよう。もっと気をつけよう。気づいて謝罪してくれてありがとう…。JK
우리는 괜차나 정국아 난 저 모자 문구도 사과한거보고 찾아보고서야 알았다..실수할 수 있지
(引用元:Weverse コメント欄 )
【和訳】私たちは大丈夫ですよ、ジョングク。
あの帽子の文言も、(ジョングクが)謝っているのを見て、調べてみて初めてわかったよ…間違えることもあるよ
ステージ披露したすぐ後のウィバ通知、てっきりテンション上がった楽しい投稿かと思ったら謝罪だった。またわたしの平和ボケや歴史と政治認識の甘さを反省した。
こんな浅はかな考えの者がグクに大丈夫だよなんて軽く言えない。
また考えるきっかけをくれてありがとう、ただあなたのパフォーマンスやまぶしいエネルギーに溢れた姿そのものから、何を身につけたかという問題とは別次元で、わたしは心からの感動をもらっているよ、ということを伝えたいな。(引用元:Xより )
「ARMY(ファン)であること」と「批判(指摘)」することは、両立する
今回、グクさんが件の帽子を身に付けていたことで、「批判(指摘)」と「誹謗中傷」、両方の声が見られました。
今回の帽子の件に限らず、グクさんに限らず、何か間違いがあった時には、必ず「批判(指摘)」と「誹謗中傷」を混同する現象が見られます。
間違っているからダメだよ、というのが「批判(指摘)」、人の人格を叩く・罵るのが「誹謗中傷」です。

「誹謗中傷」は、誰であれ、どんなことであれ、絶対にダメ!です。
今回、グクさんの着用していた帽子のフレーズについて、まずい!と気付いて教えてくれたのが「批判(指摘)」です。
「批判」と「ファンでいること」は両立します。
ファンだからこそ、指摘することは大切です。
「グクは謝る必要なんてないよ」「グクは悪くないよ」という声について
グクさんが「意図していなかった」ことは、多くのファンが知っています。
しかし、「悪くないよ、謝らなくていいよ」「私は気にしないよ」という声掛けは、逆に、今回のグクさんの真摯な対応を 否定してしまうのではないでしょうか。
グクさんは、ライブ後であるにもかかわらず、すぐにWeverseで 間違いであったことを表明し、謝っておられました。
彼の真摯な対応は、多くの人の胸に響いたのではないでしょうか。
間違いは誰にだってあります。
私にだってあります。
指摘があったからこそ、間違いに気付くことができ、学ぶことが出来ます。
すぐに謝り、これからのことも考え、件のキャップを処分されたグクさんの対応は、とても誠実でした。
そんなグクさんを尊敬しています。
人は間違うものなので、私もこの先、何度か間違いながら、指摘してもらいながら、成長していくと思います。
もし自分だったら…グクさんのようにできるか。自信はありませんが…この先自分が間違った時、グクさんのことを思い出し、勇気を出して行動しようと思います。
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