新宿の京王百貨店で開催されていた『夏だ!ガヴっとサマーパーティー』(2025年7月18日~7月30日)。
ライダーのスーツはもちろん、劇中で実際に使われた小道具などの展示で盛り沢山のイベントでした。
ストマックファミリーの衣装や小物なども展示されていましたが、なんとストマック家のお兄ちゃん、ランゴ兄さんの展示が無かったことについて、「なぜ?」の声もあがっています。
その理由について、考察してみました。
なぜ、ランゴ兄さんに関する展示が無かったのか? その2つの理由
では、なぜランゴ兄さんの展示品だけが無かったのでしょうか?
実際に、ストマックファミリーの展示を見てみましょう。

(左からグロッタ、ニエルヴ、シータ、ジープ、リゼル・ジャルダック)
(筆者撮影)

(左からリゼルの日傘、真ん中 上2本はジープの双短剣、1番下はシータの短銃、右はグロッタの大鎌)
(筆者撮影)

ランゴ兄さんの衣装と武器だけ、無いですね。
何かワケがあるのかも?
筆者の考察では、2つの理由が考えられると思っています。
①『ガヴっとサマーパーティー』開催時、何らかの撮影が行われていたのでは?
1つは、『ガヴっとサマーパーティー』開催期間に、何かしらの理由で使用されていた可能性です。
仮面ライダーシリーズでは撮影の前倒しを行うなど、本シリーズより「働き方改革」の試みがスタートしています。
よってギリギリまで撮影、ということは考えられません。
『ガヴっとサマーパーティー』の開催期間中に、映画『お菓子の家の侵略者』も公開(2025年7月25日~)され、テレビ本編も終盤の放送時期です。
映画とテレビ本編は、既に撮影が終了しています。
…ではありますが、例えば、Vシネクストなど、その先の作品の撮影が始まっている場合もあるでしょう。
ランゴ兄さんの衣装が無い、ということは、今、使用中ということを匂わせるものでもありますよね。



同じく 酸賀さんも、その人気ぶりにも関わらず今回、展示が無かったんですよね。
もしかしたらその理由なのかも?!
②この先の物語で、ランゴの衣装に大きな変化があるのでは?
このイベントは、映画の公開に合わせてのものでもありました。
しかし、まだ『仮面ライダーガヴ』テレビドラマ本編は、放送中ですよね。
『ガヴっとサマーパーティー』終了後(イベントは2025年7月30日で終了)のテレビ本編で、ランゴ兄さんの衣装に「何らかの変化が起きる」展開があるのかもしれません!
ランゴ兄さんは、第36話で退場したかと思いきや、生きていたんですよね。
36話(5月25日放送)では、ショウマとのタイマンを経て、ショウマを認めた「お兄ちゃん」の表情も見られました。
46話(8月3日放送)では、ランゴ兄さんが、幸果、絆斗、ラキアに
(ランゴ)
揉めてる暇があるなら、赤ガヴの幸せでも考えてやるんだな。
今頃あいつはニエルブにそそのかされて 大統領を倒す駒にされてるぞ。
と言い、グラニュート界への扉を「ワザと」開きっぱなしにしてくれて、去っていったんですよね。
このセリフ、「大統領を倒すため」にヴァレンやヴラムを利用しようとするだけ、とは思えず、味方ポジションに移りつつあるのかな、とも思います(筆者の想像です)。
幸果さんが 自分(ランゴ)を恐れることなく
(幸果)社長なら、お客様と社員の幸せ考える責任があんの!
と、(丸腰で人間が)しっかり意見を言ってくるのには、拍子抜けしながらも、内心「あっぱれ」と認めたところがあったのではないかと。
もちろん衣装に変化があるなら、複数バージョンあるはずですし、(現・ランゴ兄さんの衣装を)展示することは可能であったと思います。
それを「敢えて」展示から外す、というのは、運営さんからの「匂わせ」かもしれません。
「撮影禁止アイテム」から考える
「撮影禁止」だった絆斗の「絵」
『夏だ!ガヴっとサマーパーティー』では、写真パネルと動画以外は、ほぼ撮影がOKでした。
しかしそんな中、数少ない「撮影禁止」のアイテムがありました。
絆斗が破いたグラニュートの絵と、長年グラニュートを追い続けた手帳です。
もし、この「破られた絵」が 撮影可能であったら、私たちはそれをSNSにアップし、ただ「破れた絵を並べなおしたもの」だけが、そこに留まり続けてしまいます。
しかし、実際には 絆斗が破り捨てた物(ちゃんと拾って持って帰ったけれど)なんですよね。
その「絵」は、やはり物語の中で見てほしい、という、運営さん達の、作品に使われた物たちを大切に思う気持ちからだと、筆者は受け止めました。
昨年の『卒アル展』における「面割れマスク」
昨年(2024年)行われた、『仮面ライダーガッチャード キミと僕の卒アル展の卒アル展』でも、「撮影禁止」アイテムがありました。
それは、仮面ライダーヴァルバラドの「面割れマスク」です。



この「面割れマスク」、当初は 展示の予定がなかったらしいのです。
「皆さんのご協力のおかげで、何とか展示をすることができました」と、藤林泰也さん(スパナ役)が「ガッチャラジオ」の中で明かしています。
(参考:東映特撮YouTube「ガッチャラジオ 第5回」 )
「面割れマスク」も、「作品の中だからこそ活きるアイテム」として考えられていたことが良く解ります。
だけど、ファンは「実物」が見たいですよね。
ファンのために、この展示を実現させたい、そのための「撮影禁止」だったのだと、あらためて 運営さんたちのアツイ気持ちを感じます。
ゆえに、結論は…
ゆえに、ランゴ兄さんと酸賀さんに関する展示が「無かった」のは、何がしかの、運営さんの想いが込められていると思っています!
限られた展示会場に、ぎゅぎゅっと詰め込まれた「作品愛」をいつも感じますので…。
この先、テレビ本編は「怒涛の展開に」なる・「この先 面白い」と、はぴぱれチームキャストの皆さんが仰っています(「シネマトゥデイ」座談会 3:55頃~)ので、ランゴ兄さんの行方を見守りましょう!
それが答え合わせになるかもしれません。



『ガヴっとサマーパーティー』展示には、昨年の『卒アル展』でも展示された「キッチンいちのせ」の看板などもありましたよ!(胸アツ)


(筆者撮影)


(筆者撮影)


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