aespa公演「見送り(中止)理由」に誤解あり!振替公演はある?→振替公演は7月30日・31日に決定!

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aespaの日本 福岡公演の中で7月7日のライブのみ「見送り」が決定し、日本ファンの間で動揺が広がっています。

この公演見送りの理由について、日本では一部「誤解」も広がっており、その先の不満にも繋がってきています。

この記事では

  • 振替公演があるのか、について
  • どうして中国ファンが日程変更をSMに申し入れたのか、について

    解説していきたいと思います。

5月16日追記:振替公演は、7月30日・31日に マリンメッセ福岡 B館にて実施することが確定しました。

目次

aespaの 7月7日 福岡公演が中止(見送り)に

福岡で開催予定だったaespaのワールドツアー「2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : Parallel Line」の7月7日公演が、見送りとなりました。

この「7月7日」が「盧溝橋事件」が発生した日であり、開催日変更を求める声を受けて、SM ENTERTAINMENTが7月7日の公演中止を決断したものでした。

振替公演はあるのか?

※5月16日追記 振替公演決定
(小規模のB館!)(LE SSERAFIMのペンミと同日!)

振替公演は、7月30日・31日に実施することに決定しました。
場所は、マリンメッセ福岡 B館です。

【振替公演日程と会場】

2024年7月30日(火) マリンメッセ福岡B館 開演19:00(開場18:00)
2024年7月31日(水) マリンメッセ福岡B館 開演18:30(開場17:30)

(参考:aespa 公式サイトより)

※振替希望者が、会場収容人数を上回った場合は抽選とのことです。

※残念ながら都合がつかず、振替公演に参加できない方へは、払い戻しが行われます。

払い戻し受付期間:5月22日(水) 12:00~5月31日(金) 18:00
返金:受付期間終了後、6月14日(金)18:00より順次返金予定

(参考:aespa 公式サイトより)

ちなみに同日、マリンメッセ福岡のA館では、LE SSERAFIM のファンミーティングが行われる予定なんですよね!すごい!

aespa、LE SSERAFIM 、両方に参加予定だったファンの方は、びっくりされますよね。

https://twitter.com/KazunariOkita/status/1790970809739354296



ちなみに、A館の収容人数は15000人、振替公演が決まったB館の収容人数は6000人です。

MYが、より近くで aespaが観られるのはすごい!


振替公演が決まって良かったです!

ただ、7月は公演目白押しなのと、7月27日・28日の大阪公演のすぐ後ということで、大変ですよね。
aespaの皆さん、どうかどうか、くれぐれも、体調にお気を付けて!

振替公演はあるのか?

振替公演があるのか無いのか、については、現時点では決まっていません。

aespa JAPAN OFFICALは、5月11日時点で、下記の通りアナウンスしています。

7月7日(日)の公演開催につきまして、国内外のSNS、および各種お問い合わせ窓口等で皆様より大変多くのご意見を頂戴しております。


本件につきまして、SM ENTERTAINMENT、aespaメンバー、およびスタッフ一同にて最善の形でこの度の『2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : PARALLEL LINE – in JAPAN』を実施できるよう協議を重ねた結果、誠に申し訳ございませんが、7月7日(日)の公演開催を見送らさせていただくこととなりました。

公演を楽しみにお待ちいただいていた皆様におかれましては、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。


振替公演の実施の有無や、チケットの払い戻し方法等の詳細につきましては、現在各所調整中となりますので決定次第改めてご案内させていただきます。

aespa JAPAN OFFICIAL公式サイト 2024.5.11 より

このように、公演は「見送り」とされ、SM ENTERTAINMENTは「振替公演」についての「有無」について「調整中」としています。(2024年5月11日現在)

調整でき次第、SM ENTERTAINMENTから、後日アナウンスされるでしょう。

振替公演は、同じ会場で後日、行われることが多いです。

その場合、同じ席で鑑賞する可能性が高いです。

会場の確保、メンバーの日程などによっては、振替公演が難しい場合もありますが…

7月7日の公演を楽しみにしていたMY(aespaのファンダム名)のために、ぜひとも振替公演を 実現させてほしいですね

現時点での aespa日本公演の日程

ちなみに、現時点での aespaの日本公演は、以下の日程です。

【2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : Parallel Line】

2024年7月6日(土)福岡県 マリンメッセ福岡 A館
2024年7月7日(日)福岡県 マリンメッセ福岡 A館
(※5月16日追記)【振替】2024年7月30日(火)・31日(水) マリンメッセ福岡B館


2024年7月10日(水)・11日(木)愛知県 Aichi Sky Expo

2024年7月14日(日)・15日(月)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ

2024年7月27日(土)・28日(日)大阪府 Asue アリーナ大阪


【2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : Parallel Line – in TOKYO DOME -Special Edition-】

2024年8月17日(土)・18日(日)東京都 東京ドーム

SM ENTERTAINMENTに限らず、中国・日本両方のルーツを持つアーティストを有する事務所の担当の方へ

日程を調整する際、どうか 7月7日以外にも、12月13日(「南京事件」が起きた日)も考慮して、外して頂ければと思います。

過去、振替公演となったケースは?

2022年、Niziuの公演が、メンバーのコロナウイルス感染により、メンバー・ファン・関係者の健康や安全を考慮して公演延期となったことがあります。

この時行われた振替公演は、同じ会場(神戸ワールド記念ホール)で、約2ヶ月後に行われました!
残念ながら振替公演に行けない方へは払い戻しの措置が取られました。(参考:Sony Music Entertainment (Japan)

(※Niziuの所属事務所は「JYPエンターテインメント」です。)

「中止の理由」についての「誤解」について

SNSに、こんなファンの声がありました。(日本のかたです)
なぜ「7月7日」がだめなのか「解らない」といった声、それから「(盧溝橋事件の日を理由に)中止を要求するのはおかしい」といった声です。

しばらくしたらでいいので、もうちょっと詳しく理由を教えていただけるとありがたいです。楽しみにしてたのに…

昔のことなのに

仮に日中の歴史が絡んでいるとするなら、過去のことと現代文化のK-POPを同じ土俵にあげて中止を要求するのはおかしな話なんじゃないかと個人的に思いました

「7月7日」について

まず「7月7日」についてですが、日本では「七夕」を思い浮かべる人が多いですよね。

しかし中国では「盧溝橋事件」の日。中国語表記では「七七事変」ですので、まさに直接「7月7日」につながる日です。

実は、今回のような問題は初めてではなく、知らなかったためにトラブルが起きたことは 度々あります。

例えば、2021年には、ソニー中国での広告が炎上したということがありました。

新製品の一眼レフカメラの広告だったのですが、発売日・発売時間が「7月7日午後10時」。
日にちに加えて、時間も、盧溝橋事件発生に近い時間でした。

これは、世界の他のと地域と合わせた日程に、たまたま重なってしまったのですが、担当者が「7月7日」について知っていれば、初めから中国の発売日をずらせていたと思います。(炎上後、ソニーは謝罪、中国での発売日を8月2日に延期しています。)

このことは中国の公告法にも触れ、ソニー中国は罰金100万元を科されています。(参考:毎日新聞 2021.12.12 より)

厳しいですよね。このソニーのケースを見ても解るとおり、
もしこのまま 7月7日にaespaが公演を行った場合、ニンニンさんが中国でバッシングにさらされてしまうであろうことは、想像できますよね。

中国のファンはニンニンを守りたいだけ

SNSでは、ニュースなどで知った 一部の日本のファンからの「盧溝橋事件の日だからって、中止要請はやりすぎだろう」という、中国のファンの行動に対する意見も見られました。

それに対し、日本のファンから「中華バー叩いてるやつは義務教育からやり直した方がいい」と制す声も。

「盧溝橋事件」について教えてあげるのは良いですが、ファン同士で強い口調でかみつき合うことは、aespaの皆さんもきっと悲しむでしょう。

そして、「公演中止」の経緯については誤解があるようです。

まず、中国のファンは、「盧溝橋事件の日だから中止に」と言っているのではありません。
盧溝橋事件の日に日本で公演したら、ニンニンが中国国内でひどい目に遭ってしまう。福岡公演の日程を変えてほしい」と、ニンニンを守りたい一心で、トラックデモを行ったのです。

KSD(K-POPや韓国ドラマ他、韓国カルチャーを紹介するメディア)がこれを報じています。

据悉,这次临时闪电取消与日本1937年7月7日以「卢沟桥事变」爲藉口发动正式的中日战争有关。

粉丝们担心,如果中国成员 Ningning(宁艺卓)在历史性当天在日本举行演唱会,将会受到中国人的指责,粉丝还派出卡车到SM大楼进行示威,所以最终主办方决定推迟演唱会。

KSD 2024.5.12 より

以下が、和訳です↓

この一時的な中止は、1937年7月7日に日本が「廬溝橋事件」を口実に公式な日中戦争を開始したことと関係があると言われている。

この歴史的な日に日本でコンサートを開催すれば、中国人のメンバーであるNingningが、中国から非難されるのではないかと心配したファンがSMビルにトラックを飛ばしてデモを行ったため、結局、主催者はコンサートの延期を決定した。(KSD 2024.5.12 より 和訳)

韓国のメディアでも、このことが取り上げられていました。

팬들은 중국인 멤버 닝닝이 역사적인 이날 일본에서 라이브를 가질 경우 중국인들의 비난이 쏟아질 것을 우려했다.

최악의 경우 중국에서 불매운동이 확산돼 SM 외에 다른 그룹에도 큰 영향을 끼치게 되면 주가 폭락도 예상되었다.

인스티즈 2024.5.12 より

和訳はこちらです。↓

ファンは、中国人メンバーである寧寧(ニンニン)が歴史的なこの日に日本でライブを行う場合、中国人からの非難が殺到することを懸念した。

最悪の場合、中国で不買運動が広がり、SM以外の他のグループにも大きな影響を及ぼせば、株価の暴落も予想された。(인스티즈 2024.5.12 より 和訳)

SNSの声「ニンニンのことを思えば、これで良かった」

ファンからは、今回の中止について「ニンニンのことを思えば 英断だった」という声も多くあります。

その日にしかライブ行けない子たちは可哀想だな
払い戻しされても手数料は戻ってこないしで最悪じゃん
SM、よりによってなぜその日付を選んだんだ…
でもニンニンの今後の中華キャリアが安泰ルートに戻ったのはほんと一安心なんだ
デバク2024.5.11 より

ニンニンのこと思えばこれでよかったとは思う
でもチケットとってたマイは機会損失してるし
せめて見送りによって生じた損失を穴埋めできるくらい
次のカムバ積んでくださいね
デバク2024.5.11 より

逆にコンサートをして「平和を祈る日」に出来たらいいな、という意見もありました。

逆にそれらの日にコンサートをして平和を祈れば若い世代に効果的にメッセージを残せたかもしれない。
原爆の日にコンサートをするなら、黙祷を捧げて。
よく知らない外国ファンでも推しがすれば家でそのことをググって知ることができるし。ダメかな。
デバク2024.5.11 より

何より、ニンニンを心配する声があがっています。

https://twitter.com/_20001023/status/1789228297387429909

「学ぶ機会にしよう」の声も多数

外国人が加入したら、そんな配慮が必要なんだという事を勉強した事でしょう。 宗教的な事も含めて、面倒くさいと捉えず、 これから世界に出て行くグループであれば、 必要不可欠です。 めげずに頑張って欲しいです
Yahoo!ニュースコメント欄 2024,5,11 より

そう、aespaは、ご存知の通り中国、韓国、日本にルーツを持つメンバーの 4人グループですよね。

今回のニュースを知って、盧溝橋事件を知らなかった日本の人が(ファンだけに限らず)、日本と中国、そして南北コリアとの悲しい歴史を学ぶきっかけになってくれるかもしれません。

(日本軍の侵略、という悲しい歴史においては、他に 台湾、フィリピン、インドネシア、ベトナム、マレー、タイ、ビルマ、ニューギニア、香港、マカオ、フランス領インドシナという国々に及んでいます。その歴史の記憶を語り継ぐことも大切です。そしてまた、BC級戦犯といった問題もあります。元日本兵のPTSDから見えてくることも…。先ずは知ることから、だと思っています。)

今回のことから考える「歴史教育」と「文化交流」

これまで「盧溝橋事件」を知らなかった人は、学ぶきっかけになると思います。

一方で(「孫・ひ孫の代」の)私たちに戦争責任は無い、とか、K-POPとからめないで、といった声もありますが…

しかし、「ひ孫の代」である韓国の推したちが「兵役」に行かねばならない、という現実には、「日本」が大いに関係しているんですよね…

例えば 孫・ひ孫の代の人が、「僕は日本人だから」「謝る」というのは違うと、私は思っています。「個人」は「国家」にからめ取られるものではないですよね。

大事なのは、悲劇を繰り返さないために、過去の歴史を学ぶこと。
その上で、考えること、対話することは めちゃくちゃ大事!

例えばドイツの学校では、平和教育は、重要なカリキュラムです。
ホロコーストやナチズムを学び、戦争責任や平和を考えるといった歴史教育、それから、社会に実際にある人種差別を取り上げて、人権教育も行われていますね。
「暗記」ではなく、「考える」歴史教育。
悲劇を繰り返さないための「記憶」でもあります。

日本でも、先ずは「負の歴史」を知ることから。そして考えていく事・人権教育は大事ですね。

文化交流は双方向で

『冬のソナタ』ヨン様ブームが起きた時、「両国政府が出来なかったことを、ヨン様がやってくれた!」と言われていたのを、良く覚えています。

2005年8月19日に、ペ・ヨンジュンさんが映画『外出』(日本タイトルは『四月の雪』)のプロモーションで、ホ・ジノ監督と台湾を訪問した時、こう話していました。

「韓流という名前で、現在はあまりにも一方的な流れとして受け止められているようですが、より良い文化交流のために、双方向で行われるべきだと考えています。」

エンタメコリア 2005.8.20 より

この言葉は、エンタメだけではなく、色んな面で大切だと思います。

今回、一部の日本ファンの間で誤解が起きた問題は、知らなかったことが原因のひとつ…ひいては確かに日本の学校教育システムの問題もあります。
ただ、今回の経験は、学ぶきっかけにもなってくれると思います。

そして、中国のファンと日本のMYが、より交流できる場があると良いなぁと思うのです。

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