NCTのテヨン、ロンジュン、ウィンウィンがSNSで、パレスチナへの連帯に関する投稿をし、NCTファンや、他のK-POPグループのファンから称賛の声があがっています。
スタバ等へのボイコットは今、国を越えてのムーヴメントとなっていますが、「何故ボイコットが起きているの?」と思うかたもいらっしゃると思います。
- NCTメンバー、ファンダムの声
- ボイコットはどのような経緯で始まったのか
併せてお伝えしたいと思います。
スターバックスコリアとNCTのコラボに対して抗議の声
5月23日、韓国スターバックスは、5月30日~7月4日まで、NCTとコラボし、コラボアイテムを販売することを発表しました。
現在(6月3日)、ドリンクの名前にNCTが入った限定ドリンクと、コラボアイテムが販売中です。コラボは韓国スターバックスのみ。
NCT・ WayVのファンが抗議
これに対して「NCTzen WayZenNiインドネシア」は、NCTとスターバックスのコラボに抗議し、スターバックス Seoungsu駅前店に抗議のトラックを派遣しています。
NCTzen WayZenNiインドネシアは、NCTとスターバックスのコラボに抗議するため、スターバックスSeoungsu駅前に抗議トラックを派遣しました。
NCTzen は NCTファンダム名、WayZenNiは WayV(NCTの派生グループ)のファンダム名です。
なぜ、NCTファンが、スターバックスとのコラボに抗議しているかは、後述します。
テヨン・ロンジュン・ウィンウィンの投稿
5月30日、テヨンは、Instagramのストーリーで、真っ黒な画面に白文字で「Boycott」とUPしました。
ロンジュンもInstagramストーリーで「♡peace♡」の文字の下に「コーヒー」「ハートブレイク」「×印」の絵文字を投稿しています。
お2人のインスタストーリーは、現在は見られませんが、多くのファンが写真に残してXにUPしてくれています。
テヨンの最新の投稿のコメント欄には「とても誇りに思う。あなたの無事を祈っています ♡」「NCTのメンバーである前に、彼は人間であり、私が尊敬する人間です ♡」と、たくさんのコメントがありました。
ロンジュンのインスタのコメント欄にも「ロンジュン、インスタストーリーをありがとう(涙)」「声をあげてくれてありがとう」「インスタグラムストーリーは削除されたけど、私はあなたが立ち上げたことを誇りに思う 」とファンからたくさんのメッセージが届いていました。
NCT のテヨン、レンジュン、ウィンウィン、そしてパレスチナへの支援を表明し、ブランドのプロモーションに対してリスクを負った K-POP 業界のアイドルたちに大きな拍手を送ります。(Xより)
ウィンウィンは、Instagramのキャプションに、絵文字で、猫と「スイカ」を投稿しています。
ウィンウィンの、この投稿のコメント欄にも、同じスイカの絵文字と共に、「ありがとう!」「心優しい少年の勝利」「正しい側に立ってくれてありがとう。」「あなたを誇りに思う」と、感謝のコメントであふれました。
3人のコメント欄には、日本語・韓国語・英語・インドネシア語・アラビア語など様々な言語で、ファンからたくさんの称賛の声が届いていました。
シオンさんは、ファンレターに反応
シオンさんは、WeverseのFan Letterで、パレスチナ支援に言及したファンからの投稿に「♡」(いいね)をしてくれています。
泣いています…ラファとボイコットの人々について知らせるファンレターのようなものです。
※現在は、何故か、このハートマークは消えています。(6月4日現在)
事務所のスタッフさんが消したのかどうかは、判りません。
NCTファンからも、他のK-POPアーティストファンからも感謝の声!
これには、シズニー(NCTファンダム名)はもちろんのこと、K-POPファン界隈の皆が注目し、感謝や称賛の声があがっています。
入隊中のため活動が制限され、所属会社から叱責を受けるリスクがあったにもかかわらず、彼は決意を固め、そのメッセージは明確でした。
ありがとう、テヨン!
そう、テヨンさんは、4月15日から兵役服務中です。
そんな中で、メッセージを発してくれたこと、本当に重く、本当に心強く思いました。
テヨンさんは兵役服務中だからこそ、今、パレスチナガザ地区で起きていることについて真剣に考え、勇気を持った行動をとったのでしょう。
多くのシズニが、K-POPファンが、彼らの発信を見て、パレスチナに思いをはせ、実際に学ぼう、行動しようと動きだした人もいたことでしょう。
勇気ある発信をしてくれた彼らを守るのも、また私たちK-POPファンだと思います。
世界では、大きなムーブメントが起きていて、すでにこの流れにあるので、一日も早く、平和が訪れるよう、出来ることをしていきたいです。
それを行動で、見せてくれたのが、テヨンさんたちですね。
こちらは、INIペンさんですね。
STAY(Stray Kidsのファンダム名)さん、ARMY(BTSのファンダム名)も、反応しています。
彼らの行動に希望をもらいました。
K-POPのファンダム同士、これから繋がっていけたら良いな、と思います!
そもそも、なぜボイコット運動になったのか?
スターバックスの一連のボイコット運動は、スターバックス社が、スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド(SWU)(スターバックス労働者の労働組合)を訴えたことから始まりました。
昨年(2023年)の10月9日、SWUの組合員が、Xで「パレスチナとの連帯!」という投稿をし、その投稿自体は約40分間掲載された後に削除されたのですが、SWUによるパレスチナに連帯する投稿やリポストはその後も続きました。
スターバックスは、アイオワ州南部地区連邦地方裁判所に訴訟を起こし、アイオワシティのSWUが親パレスチナのメッセージを投稿している団体の1つであると指摘し、さらにSWUに、スターバックスの名称や類似のロゴの使用をやめるよう要求しました。
SWUは両方の使用継続権を求めて反訴しています。
このスターバックスの対応は、ソーシャルメディアプラットフォーム全体に広まり炎上、一連のボイコットを引き起こすことになります。
ちなみに、別の意味でボイコットを呼びかけた人たちもいたんです。
フロリダ州の共和党上院議員リック・スコットを含む一部の議員が、SWU組合員の投稿「パレスチナとの連帯」そのものに怒って、スターバックスのボイコットを呼びかけた、といったこともありました。
これは、パレスチナの人たちに寄り添う、といった意味ではありませんでした。
SWUは独自の声明を発表していませんでしたが、その母体であるSEIUは、双方に家族を持つ組合員が多数おり、「全てのイスラエル人とパレスチナ人は、安全、暴力からの解放、繁栄の機会に値する と信じています」と述べています。
世界中でボイコットが広がってきており、ボイコット動画も多くの人に視聴されています。
ボイコット動画で多く視聴されているものは、バリスタが、スタバで人気のドリンクの作り方をTikTokに投稿したもの。多いものでは 930万回、視聴されています。
(参考:AP News 2023.10.19 /Newsweek.2023.12.6 /NBC NEWS 2023.12.2 より)
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