ハンソヒさんインスタ投稿は「反日」ではない ハンソヒさんの投稿の意味は?

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ハンソヒさんの2023年12月24日のInstagramで、ドラマ「京城クリーチャー」のシーンなどの写真8枚と共に、ハンソヒさんのコメントがアップされ、多くのコメントが押し寄せるかたちとなっています。

その中には、悲しいことに、心ない書き込みも多く、これを見て胸を痛めているファンのかたもいらっしゃることでしょう。

ハンソヒさんがインスタに投稿した意味は何でしょうか? 

そして、言葉による暴力、(ハンソヒさんの件に限らず、これは度々ある事象ですが…悲しいですね…)解決するには?

目次

ハンソヒさんのInstagram写真とコメント

ハンソヒさんのインスタの内容と、なぜ「反日」との誤解が生まれたのか、解説します。

では、実際の投稿内容を見てみたいと思います。

【ハンソヒさんのコメントです】

경성의 낭만이 아닌, 일제강점기 크리쳐가 아닌, 인간을 수단화한 실험 속에 태어난 괴물과 맞서는 찬란하고도 어두웠던 그때 그 시절 사람들의 이야기 서로가 서로를 사랑으로 품어야만 단단해질수 있었던 그해 봄,

京城のロマンではなく、日帝による植民地時代のクリーチャーではなく、人間を手段化した実験の中で生まれた怪物に立ち向かう、輝かしくも暗かったあの頃の人々の物語、

お互いを愛で抱きしめてこそ結束することができたあの年の春、

ハンソヒさんInstagram 12月24日 より

ハンソヒさんのこのインスタ投稿が話題となり、写真の中にアンジュングンの写真が含まれていたことから、「反日だ」「ファンをやめる」と、インスタのコメントに書き込む人や、Xにポストする人が多く現れました。

中には、ハンソヒさんへ、あるいは「韓国」とひとくくりにして誹謗中傷コメントをする人まで出ました。

ハンソヒさんのインスタ投稿の意味は?

結論から言いますと、ハンソヒさんのインスタ投稿は、現在配信されているドラマ「京城クリーチャー」 の広報を兼ねて、コメントと画像を掲載したものです。

ドラマ「京城クリーチャー」は史実に基づいたフィクションです。フィクションではありますが、舞台は「植民地時代の京城」です。

おそらく、ハンソヒさんが、アン・ジュングンの写真を一緒にアップしたのは、ドラマの中に登場する人々の物語…市民が〝人間の貪欲さが生み出した″怪物に立ち向かう「あの頃」の人々の物語が、実在する市民の物語と重なるからでしょう。

きっと、アン・ジュングンの物語にも通じる物語が。

【※2024年1月17日 追記】後日、ハンソヒさん自身が語ってくれています

後日、ハンソヒさんが ドラマで伝えたかったことと共に、Instagramの投稿について語りました。

ハン・ソヒは「何かしらの結果を得たくて掲載したことではなかった。パート1が公開された後、私たちが伝えようとした、ドラマが発信しようとしたテーマと異なる方向に意見が流れているようで、『このような方向に流れてはいけない』と思った。アン・ジュングン義士の絵が掛かっているのを見て、自分が撮っていたものをアップした」と話した。

続いて「私はもちろんチェオクとテサンのロマンスはあるけれど、その中に男女の恋だけでなく、戦友愛もあると思った。その時代を生きるナウォル宅やクォン・ジュンテクなどさまざまな人々がいると思うから、その時代を生きる、他の性格や考えを持っている人々に集中して欲しくてアップした」と明かした。

引用元:Kstyle 2024.1.15 より

つまり、ドラマの重要なシーンの写真と共に、アン・ジュングンの写真を一緒にアップしたのは、このドラマのテーマが「その時代を生きる人々の思い・物語」であることに着目して欲しかったから。
アン・ジュングンの写真は、たまたま掛かっていたのを撮っていたもので、一緒にUPすることによって、テーマを解ってもらうのに役立つ、「この時代を生きる人々」を考える際に 理解しやすい人物だからUPしたんですよね。

ハンソヒさんは、視聴者の反応が、ドラマのテーマと大きく外れていってしまっているのを見て、逆に「そうではない」ことを、演者として冷静に伝えたかった、ということでした。

ドラマ「京城クリーチャー」について

物語の舞台は、困難に満ちていた時代の京城(キョンソン)。(京城は現在のソウルの旧称)

人間の貪欲さから誕生した怪物の脅威にさらされる中、2人の若者が、生き残りをかけた戦いに身を投じていく物語。困難な歴史的背景の中で、死闘を繰り広げながら「人間らしさとは何か」を描いていくドラマです。

1945年、京城。植民地時代の陰鬱なソウルで、生き残りをかけて戦う実業家と人捜しの専門家は、人間の貪欲さが生み出した怪物に立ち向かうことになる。

Netflix公式サイトより

パク・ソジュン×ハン・ソヒの2人がW主演を務め、ハンソヒさんは、母親の行方を捜すため京城にやって来て チャン・テサン(パク・ソジュン 演)と出会い、連続失踪事件の謎を追うユン・チェオクを演じます。

京城クリーチャー」は2部構成。
パート12023年12月22日~Netflixで配信中です。
パート22024年1月5日~配信開始です。

オフィシャルティーザーはこちらです↓

Netflix K-Content公式YouTubeより

なぜ「反日だ」というコメントが集まってしまったのか

今回の、ハンソヒさんのインスタの件に限らず、「他の国と日本の歴史の史実」を取り扱った時に、「反日だ」という声は現れます。

もちろんのこと、ハンソヒさんは「反日」ではありません。

では何故、「反日」と、決めつける現象が起きてしまうのでしょうか。

多くの人に注目されたのが、インスタにアップされていた写真の中の1枚が、アン・ジュングンの写真であったことでした。

アン・ジュングンとは

ハンソヒさんのインスタの8枚のうちの1枚が、アン・ジュングンさんの写真です。
アンジュングン(안중근 / 安重根)とは、日本の圧迫から韓国の権利を回復するための運動に積極的に関わっていた「民族運動の義士」として知られる人です。

韓国初代統監であった伊藤博文をハルピンの駅で暗殺した人物でもあります。この暗殺事件だけを切り取れば、「伊藤博文を暗殺した人」としか見えなくなります。

伊藤博文の暗殺に関しては「真犯人は別にいる」という説、「犯人は複数いた」という説もあります。
参考:『室田義文翁譚』常陽明治記念会 昭和14年刊p.270~272『室田義文翁譚』p.278~280

その場で逮捕された彼は、のちの裁判で伊藤博文暗殺の動機を挙げており、その中で「閔妃(ミンピ)暗殺に対する復讐」という明言があります。他に「韓国人の権利を奪った」「罪の無い人の命を奪った」等、15もの理由を挙げています。

「アン・ジュングン」の人物像を学ぶ時には、事件に繋がる「閔妃暗殺事件」や、「日本の韓国への植民地支配」の時代背景も、併せて見ていく必要があります。

そこを学び足りないために、アンジュングンさんの写真をアップ=「反日だ」という発想・誤解に繋がり、悲しいことに、多くの感情的な書き込みが生まれてしまいました。

悲しいことに、「意見」とは程遠い「暴言」も書き込まれていました。

もちろん、ハンソヒさんのインスタに誹謗中傷を書き込むのは、絶対にダメです

SNSで誹謗中傷のコメントを送ることは、名誉毀損罪や侮辱罪、業務妨害罪に該当することがあります。

閔妃暗殺事件とは

その「閔妃暗殺事件」、日本では初めて聞いた人もいると思いますので、解説します。

「乙未事変(いつびじへん)」とも呼ばれます。

1895年10月8日、朝鮮李朝第26代国王 高宗(コジョン)のお妃であった閔妃(ミンピ)を暗殺する事件が起きました。首謀者は日本陸軍の中将、山口県萩出身の三浦梧楼(みうら ごろう)。

時代背景としては、朝鮮が、日本かロシアかを選択しなければならない状況になっていましたが、閔妃はロシア側に傾いていました。

三浦梧楼(朝鮮特命全権公使)は、日本守備隊、日本の民間人、反閔妃派の朝鮮人部隊も巻き込んで、閔妃を宮殿内で殺害しました。閔妃は44歳でした。

宮殿に突入し、顔を知らない閔妃を探しまわり「宮女のうち顔立ちの美しい者3名」が日本刀で斬り殺され、その女官のうちひとりが閔妃でした(王妃は女官の服装に着替えて、難を逃れようとしていました)。

参考:閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫) 文庫 (角田 房子著)

著者の角田 房子さんは、さらに、閔妃の焼かれる前の遺体に性凌辱の形跡があったことを示唆しています。著者自身も女性であることから、詳細は、とても書けないものだったようです。

「なぜ過去のことを」という書き込みも

「なぜ過去のことをそこまで引きずる必要があるの?」という書き込みも多く見られました。

これも、ハンソヒさんの件に限らず、よく聞かれるフレーズです。

今回は、「京城クリーチャー」という作品に参加された演者のかたはもちろん、観る人も、物語の背景にある大切なことを感じる・学ぶ機会になります。そこには未来への思いがあります。

人類は過ちをおかしてきましたが、2度と繰り返さないために、この加害・被害の歴史から学ぶことが何より大切です。

日本では、歴史の加害も被害も、学校で学ぶが深掘りはしていないため、学校の学習だけでは、学生が知らない史実も多く、不十分となってしまうことも一因です。
「市民からの目線」という切り口で、歴史が語られて来なかったことも要因のひとつでしょう。

歴史で起きた過去の加害・被害をお互いの国の市民が学ぶことは、「反日」などではなく、むしろ負の歴史を繰り返さない・お互いの国の平和を創っていく未来に繋がります。

「歴史修正主義」の問題

史実を詳しく「知らない」ことに加えて、「歴史修正主義」と呼ばれる人々が、(すでに確立されている)戦争責任について、否定・矮小したり、特定の国への差別的な言動を広める人々がいたりする問題があります。

だからこそ、史実を深掘りして知ること、人権を学ぶことが本当に大切ですよね。

日本でも、修学旅行で原爆資料館を見て、被害の歴史を学ぶことがありますが、それと同じで、韓国でも、日本の植民地支配の歴史を学ぶことは重要なことです。

ドイツでは、ナチ時代のユダヤ人迫害、「加害の歴史」を学ぶために十分な時間数が取られていて、「ナチの過去を次世代に伝えること」を重要視しています。

それでは、日韓では、一緒に学ぶ、対話する取り組みは、あったのでしょうか?

韓国と日本の市民が一緒に学ぶ取り組みで、変えていく

実際、韓国と日本と一緒に歴史を学ぶ取り組みは、だいぶ前からありました。

このような草の根レベルでの交流が、偏見や誹謗中傷をなくしていく未来に繋がっていきますよね。

日韓フィールドワーク

例えば、日韓フィールドワークなどで、両国の若い人たちが交流しながら語り合い、歴史認識を学ぶ場があります。20年前にはすでに、様々な平和学習の場が、日韓の若者たちによって主体的に作られていました。

歴史教材を一緒につくる取り組み

また、歴史研究者たちが「一緒に歴史教材を作ろう」という取り組みもすでにあります。

こちらは、韓国・中国・日本の歴史家が共同で作成した歴史教材です。

「未来をひらく歴史ー日本・中国・韓国=共同編集 東アジア3国の近現代史 」日中韓3国共通歴史教材委員会 (著)

「未来をひらく歴史ー日本・中国・韓国=共同編集 東アジア3国の近現代史 」
(出典:amazonより)
(出典:高文研

閔妃の命日に、未来志向で考える日韓の学生さんたち

前述した「閔妃事件」で、のちに裁判にかけられた日本人48人のうち21人が熊本県出身者でした。熊本では、閔妃の命日に、熊本市にある「韓日文化交流センター」で追悼式典が開かれたりしています。

「明成皇后(※閔妃の送り名です)を考える会」は2004年に熊本県で結成された団体ですが、熊本で毎年閔妃の命日に追悼式典を開催したり(コロナ禍を除く)、加害者の子孫と韓国を訪問したりしています。

今年(2023年)10月8日にも、3年ぶりの追悼式典が開催され、在日コリアン・日本人・釜山外国語大学校の日本語学科の学生も参加しました。(RKBオンライン 2023.10.11 より)

ハンソヒさんのインスタに寄せられたコメントより

ここで今一度、ハンソヒさんインスタへのコメントに戻りますが、

もちろん、心ない書き込みを寄せる人ばかりではなく、ハンソヒさんを応援する人、(〝同じ日本人″からの心ない書き込みについて)ハンソヒさんに謝る人、(ハンソヒさんに向けてではなく)韓国と日本の市民同士で真摯に話し合いをする人々をお見受けしました。

これは〝日本のかた″のコメントです。

「反日」という言葉が使われる際、日本では「一方的な日本(人)嫌い」といった意味合いが強いように思われる。しかし、まず忘れてはならないのは、日本の帝国主義的な朝鮮侵略と植民地支配の歴史のなかでの、日本軍「慰安婦」制度の性被害に代表されるように、多くの人権侵害があったということである。日韓の歴史問題は、政治・外交問題以前に人権問題なのである。
つまり、日本で「反日」的だとされる言動は、「反・日本帝国主義」が本質であり、日本の朝鮮侵略・植民地支配による人権侵害の歴史を記憶しようとするものであって、理由なき「日本人嫌い」や「日本〝ヘイト〟」などではない。

また、「K-POPアイドルには、日本のファンも多いから『反日』的な言動をしないでほしい」という意見は、加害国側が、被害国側に口を閉じるように求めている構図をあらわし、上から目線の倒錯した態度とも言えるだろう。

たとえば、日本の教育のなかで、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺の歴史について習うことを、「反独」と呼ぶだろうか?それと同じく、日本による朝鮮侵略・植民地支配の歴史を学ぶことが「反日」と呼ばれるのはおかしなことである。


일제의 가해 역사를 마주보고 지금도 계속하는 식민지주의와 역사부정에 반대합니다.(日帝の加害の歴史に向き合い、今も続く植民地主義と歴史否定に反対します。と、韓国語でコメント)

ハンソヒさんInstagram コメント欄より

日本の高校生からのコメントと、それに対してのお返事です。

「私は日本の高校生です。私の高校では、日本について学ぶ時日本は素晴らしい国だと学んではいません。どちらかというと日本の今までの歴史の反省点を学びます。このコメント欄にいる日本人は韓国人が自分たちの歴史を振り返っているだけなのに少し過剰に反応しすぎてると思います。歴史を学ぶことは、どの国も以前の反省を知り、それを今後に活かすためにあると思います。私は日本にも韓国にも悪い点がたくさんあったと感じます。この先の未来がより良く、平和になるように歴史を生かしていきたいです。」

(↑こちらのコメントに対して)
「이런 생각을 하는 일본 고등학생이 있다니 너무 좋네여 진정성이란 이런거 같아요(こういう考え方をする日本の高校生がいるのはとても嬉しいですね。 誠実さとはこういうことだと思います。)」

ハンソヒさんInstagram コメント欄より

多くのコメントが寄せられる中、残念ながら、心ないコメントはやはり多かったのですが、このように、高校生や中学生の方からの冷静なコメントも多く見られました。

日本の中学生・高校生の方から
「お互いに犯してしまった罪を深く理解し、二度と同じような事を起こさないために重要なことだと今学校で学んでいます」
「日本も韓国も大好きです。このドラマを見るのは辛い気持ちになるかもしれませんが、しっかり日韓の歴史に向き合っていこうと思います」等のコメントと共に、
「批判が誹謗中傷になってしまうことは決して許されません。投稿する前にこのことが誰かの深い傷になるのではないかとよく考えてください」
「韓国人やこのドラマで演じられている俳優の方々を批判するような発言は控えてほしいです」という呼びかけも見られました。

【※2024年1月17日 追記】ハンソヒさん、コメントを見ていてくれたようです

ハンソヒさんは、このような日本の人々のコメントを、見てくれたようです!
韓国メディアのインタビューで、こう話していました。

日本ファンのコメントに対する反応も話題になった。

ハン・ソヒは「私は感謝した。温かいコメントのように感じた。にもかかわらず、勇気を出してコメントをつけてくれたのがありがたかった。DMでも『傷つかないでほしい。全体の意見ではない。私たちも受け入れているし、人身攻撃は間違っていることを知っている』と送ってくれた」と話した。

引用元:Kstyle 2024.1.15 より

X(Twitter)でも「学ぶ機会になった」の声など

Xでも、話題になっていました。

「ハンソヒさんの態度が立派!」「『京城クリーチャー』鑑賞は、親子で史実を学ぶ機会になった」など。

https://twitter.com/2nd_Chi_Yam/status/1739658412718473320
Xより
Xより
Xより

「芸能人が〝政治的″発言をするな」について

また、ハンソヒさんのインスタコメント欄に、「芸能人が〝政治的″発言をするのはどうか」「〝日本の″ファンに対して配慮がないのではないか」という主旨の書き込みが多数見受けられました。

ハンソヒさんの、今回のインスタ投稿が「反日」でもなければ「政治的」でもないことは、前述した通りですが、「芸能人が〝政治的″発言をするな」についても、日本のSNSでは話題になっています。

好きと批判は両立しますよ。
いわゆる旬の芸能人が自分の言葉で政治的な発言したら完膚なきまで叩かれるのが目に見えてる
日本にいる私にはハンソヒは目が覚めるほどカッコよく見えます。日本もそういう人が出てくるようになってほしいです(Xより)

「ハンソヒさん(の投稿)には共感できない」というかたからも、こんな声が。

相互の日韓問題への捉え方は違うし私もハンソヒに共感はできないけど、「影響力のある芸能人が政治的発言をするな」はオカシイと思うんだよね。三浦春馬も生前叩かれてた気がするけど。
こういう潮流があるから、政治に無関心で意見がない状態に何も感じない層が生まれるんだと思う。(Xより)

日本社会のこの問題については、以前(2020年)ドイツ出身のコラムニスト、サンドラ・ヘフェリンさんが、こう述べています。

〝日本では義務教育から周りと同じであることを求められ、政治を語らないことが暗黙の了解とされてきた。『意見を持つ』ことを重視するドイツと決定的に異なる″

〝政治について「語れる」のが民主主義の国であり、政治について意見を述べることが「はばかられる」のは独裁主義の国だというのが、ドイツ社会のコンセンサスです。″

PRESIDENT ONLINE 2020.5.21 より

(2020年に「検察庁法改正案」の審議をめぐって、多くの芸能人も反対を表明していることに称賛の声が上がる一方、「タレントが政治的な発言をするな」とバッシングの声があがっていた日本社会の事象について)

アメリカでは、アリッサ・ミラノさんがセクハラ・性的虐待に立ち向かう「#Me Too」ムーブメントを作ったことが有名ですが、テイラー・スウィフトさんも、白人至上主義者を批判したり、性的少数者の権利擁護をうったえたりされていましたよね。

(アメリカでは)セレブの政治的言動に関する議論を、将来の民主主義の担い手のために積極的に生かそうという風土・文化が、言論の媒介役であるメディアを含め国全体にある。

Yahoo!ニュース 2020.5.12 より

芸能人に限らず、日本では、私たち市民レベルでも、ひと昔前は「政治の話はタブー」という風潮がありました。近年では、日本社会も少しずつ変わってきて、友達同士でも、政治の話が出来るようになってきているという肌感覚もあります。

芸能人でも、市民レベルでも、むしろ政治の話ができるのが当たり前な社会が健全ですよね。

(「発言が自由にできる社会」であっても、もちろん、ヘイト、差別の考えに関してだけは、絶対にダメですが。もしも自分の親友が、あるいは推している芸能人が、誰かのことを「差別」する発言をしていたならば、親友や推しが大切な人だからこそ、止めに行くこともできると思います。)

ハンソヒさんについて

ハンソヒさんは、韓国の人気俳優です。

BTSジョングクさんのソロシングル『Seven (feat. Latto)』(2023年7月14日リリース)のミュージックビデオに出演、ジョングクの恋人役を演じました。

こちらが、そのMVです。

【정국 (Jung Kook) ‘Seven (feat. Latto)’ Official MV】

HYBE LABELS公式YouTubeより

ジョングクさんは、MV撮影の時、「(ハンソヒさんが)うまく撮影できるようにたくさんサポートしてくださったんです」とWeverseライブで明かしています。

【ハンソヒさん プロフィール】

生年月日:1994年11月18日

出身地:韓国 蔚山広域市(울산광역시 / Ulsan Metropolitan City)

職業:韓国の俳優・モデル

2016年、SHINeeの『Tell Me What To Do』のMV出演で、芸能界デビュー

「夫婦の世界」(2020年、JTBC)、「わかっていても」(2021年、JTBC)、「マイネーム:偽りと復讐」(2021年、Netflix)など、多くのドラマに出演。主演作品も多数。

「京城クリーチャー」(2023年、Netflix)は、パク・ソジュンとハンソヒさんのW主演。
ユン・チェオク 役を演じています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 韓国の歴史は原則周りの強国に怯え支配されてきた
    自分達から弟分になる事である程度の立場を守ってきたという事を韓国人は理解していない

    当時中国が弱くなり欧米列強(英・仏・蘭・西・葡・米等)に支配されるのも時間の問題だった
    欧米の植民地統治の搾取は余りにも酷くそれを避けるには日本かロシアかを選ぶ必要があった。
    ここでも誰の弟分になるかを決める前提だった。
    そんな中韓国で日本とロシア双方からの諜略が相次いだ。
    その1つが閔妃暗殺事件。この行為は他国もしていたとは言え過ちである。

    その流れで日本とロシアは日露戦争に突入
    結果、日本が勝ち朝鮮半島の主導権利を得た。
    ロシアが手を引いた結果、朝鮮も日本に頼るしか無くなった経緯がある

    朝鮮半島を一方的に日本が支配したというのはこの流れから間違っている
    朝鮮は現代でもそうだが都合が悪くなると助けてくれ、状況が改善されると被害者になる。
    これは直近の新興国通貨危機の時の対応でも明らか。
    こういう態度が頻繁に変わるのは朝鮮の悪い所

    日本は敗戦国で勝てば官軍という言葉があるように当時起こった事は全て日本が悪いという形を作っている
    勿論反省するべき所は反省しないといけない。しかし過ちではない事や内容が違う事まで反省する必要はない
    慰安婦や徴用工問題においても日本は強制ではなく相応の金銭を提示して希望者を連れていってる。それを証言して訴えてる韓国人も相当数いるがそういう人の声は日韓双方の大手メディアは取り上げないから知らない人も多い
    これは日本が悪いのか?性産業の善悪の話はあるがここでは話が複雑になるので省く
    そこではなく強制なのかそうでないのかでの話です

    なぜ韓国や中国だけがそれを言う?
    東南アジアの国々は言わない?台湾など逆に感謝してる国が多い?
    当時のことで日本に対して否定的な教育をしてるシンガポールですら徴用工や慰安婦の話は無い。
    2国にしか強制しなかったなんて事があるのか?
    (アジアの国々が日本に感謝してるのは欧米列強の搾取的な植民地支配から解放してくれたこと、その後搾取ではなく投資を行い現在の繁栄の一部の要因になってる等様々。勿論善意でやったのではなく、そうした方が同じ比率で上納させたとしても将来的に大きく返ってくると日本は考えていたからだと言われている。特に投資の多かった台湾はその傾向が顕著。因みに相当額以上の投資を韓国と満州にしている)

    これらの国で徴用工や慰安婦の「強制」の話は無い
    因みに中韓がこれらについて言い出したのも戦後直後ではなく1960年代に入ってから。
    その時の中韓の状態を参照すれば何故このタイミングかがわかる
    支配の賠償は戦後直後から言ってたのだから戦後直後だから言えなかったは理由にならない

    勿論731部隊の件や閔妃暗殺事件など、日本側が完全に悪いこと
    日本側に多く非があることや韓国という括りで直ぐに何でもかんでも反日と叩くのは問題です。そういうのは反省する必要がある。

    ただ学校で習うこと、メディアが言ってること
    それだけを聞き、それだけを信じて歴史を認知するのも問題です
    学校では日本がやった悪い事も良い事も一部しか教えませんし現実的に教えられない
    それについての文献や他国の言い分・主張、学者の話などを見聞きして自分の頭で考える必要があります
    勝てば官軍で勝った側が都合の良い歴史を作るのは始皇帝の時代からあること
    それらも歴代の学者が紐解いてわかってきた結果今に伝わる歴史になってたりします
    (昨今なら、始皇帝や織田信長など、怒りっぽくて傲慢なトップとされてきた偉人は実は心優しい人物だったと修正されつつあります)

    • はるさん、コメントをありがとうございます。
      私も、学び、当事者の体験を知り、そのうえで自分の頭で考えることが大切だと思っています。
      学校でも、ディスカッションの場が創られると良いですね。

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