星野源オールナイトニッポン 1月2日放送内容は?源さん「一緒に時間を過ごすっていうのが目的だと思います。」

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2024年1月2日(深夜)放送「星野源さんのオールナイトニッポン」が、第50回放送文化基金賞のラジオ部門奨励賞を受賞しました。

これは、1月1日に起きた「能登半島地震」が起きた翌日の放送でした。

お正月のため収録放送だったのですが、星野源さんの提案で生放送が実現し、被災地に寄り添い放送した回に、「元気をもらった」というリスナーが多くいらっしゃいました。

その1月2日(深夜)放送の内容は、どんな放送だったのでしょう?

目次

「星野源のオールナイトニッポン」(1月2日深夜放送)内容

急遽、収録放送から、生放送へ変更

2024年1月1日、能登半島地震が石川県、富山県を襲いました。

「星野源のオールナイトニッポン」1月2日放送の回は当初、年末に収録したものを放送する予定したが、地震を受け、急遽、生放送となりました。

提案したのは、パーソナリティをつとめる星野源さん。

お正月休みも兼ねての収録放送でしたので、源さんがスタッフさんたちに(帰省している可能性もあるので)来れる人だけでも、と声をかけたら、全員来てくれたのだそうです。

それで、この生放送が実現しました。

源さんは、楽曲『光の跡(ひかりのあと)』を選曲

当時の、金沢の方からのメールです。

(ラジオネーム:すてきなお花畑さんからのメール)
私は金沢市に住んでいますが、金沢は震度5強でした。
揺れた瞬間、どうしたらいいかわからず、ただ揺れが収まるのを待っていました。
余震が来るたびに手が震え、涙が止まらず、気持ち悪くなり、パニックになりました。
そんな時、両親や我が家の愛犬が優しく寄り添ってくれて、パニックになっている自分を落ち着かせてくれました。昨日は親戚のお家に避難しました。玄関に入った途端、私は膝から崩れ落ち、しばらく立っていられませんでした。
これから深夜になりますが、眠れるか不安です。大好きな源さんの曲を聞いて、自分の心を落ち着かせます。紅白での『生命体』素敵でした。東京の夜景が輝いていて、綺麗でした。
源さん、2024年も素敵な楽曲を楽しみにしています。素敵な2024年になりますように

胸が、ぎゅっとなりますね。今(2024年6月に書いています)は、眠れるようになられたでしょうか…。

源さんは、当時ラジオで、こんなメッセージを送っていました。

ありがとうございます。

本当に、そんな状況でもですね、「素敵な2024年になりますように」っていう言葉を、送っていただけるっていうのは、本当にすごいなと思いますね。

なんか、いつもこういう時に思うのは、被災されてる方々からのメールで、こっちが元気をいただくっていうことがあまりにも多いっていうことですよね。なんか本当に、人間ってすごいなと思います。

源さんは、以前、金沢を訪れたことがあり、ラジオで、その時のエピソードを話しています。

土砂降りの雨が晴れた時、夕焼けの中のお天気雨や、水たまりの波紋の美しさ。

兼六園、お城、美術館。最先端のアートにも触れ、色んなものが交差している感じに刺激を受けたといいます。

金沢に、本当に行って良かったな、と話していました。食べ物も美味しかったそうですよ。

源さんが、その旅からインスピレーションを受けて作った楽曲が『光の跡』です。

2023年12月にリリースされた『光の跡』を聴いて、いろんな人から「『光の跡』を聞いてすごく落ち着きました」「温かい気持ちにやっとなりました」という感想をいただいたといいます。

源さんも、この地震で、金沢や各地の状況に、ひどく心を痛めていました。

少しでもなにか役に立ったり、少しでも気がそれたり。
もしくは、何か情景を思い浮かべたりね。何かそういう、音楽の力みたいなものを。
あと、自分にできることみたいなことをいつも、こういう時に考えますけど。それが少しでも何か伝わっていたら、嬉しいなと思いながら、今日も選曲をさせていただきました。

少しでも役に立てるなら、どうか届きますように、という思いを込めて『光の跡』を選曲されていました。

星野源さん公式YouTubeより

「いつも通りの放送」が活力になった、の声・不安を共有できる場にも

ちょっとでも、こう安心だったり。
僕は無力というか、何も出来ることがないなと。そんな中で出来ることは何だろうって思ったのが今日の生放送ではあるんですけど。

ちょっと皆さん気をそらせるとか、そのくらいしか出来ることはないかもしれませんが、それを今日は全力で、ある意味無責任にですね(笑)、やっていこうかなと思っております。

源さんが、「今、自分に出来ることを」と考えてくださったのがきっかけで、生放送に。

各地域の方々、被災をされている いつものリスナーの方々から「いつも通りのラジオが聞きたい」という要望が寄せられたことから、源さんは、

いつも通りのですね、めっちゃくだらないメールも読みますし、今被災されている方の不安な気持ちとか、そういうメールも、どんどん読んでいきたいと思います。

と、メールに応えながら、被災地に寄り添いました。

多くの被災地のリスナーから「不安な声を吐き出させてください」と、メールが届き、不安を共有できる場、アウトプットできる場になっていました。

「少しの余震でも気になって眠れません。」「そんな中、源さんの生の声を聴けるのは、勇気が出ます。」

「実家の家族全員無事で一安心ですが、実家は全壊、水道も電気も通っていないとのことです。道路もひどい状態で、陸の孤島状態です。」「こういう時の明るい番組は、本当に活力になります。」

被災地の方々のメールに、源さんはひとりひとり、傾聴しながら寄り添っていました。

また、リスナーの皆さんからも、あたたかいメールが届きます。

(石川県民の方からのメール)
『光の跡』ありがとうございます。
優しい声、メロディー、そして金沢を訪れてくれた方が、さらにこの曲に彩りを与えられたかと思うと嬉しいです。
源さんが訪れてくれた場所は、今も健在しております。
また、石川県金沢が落ち着いて、明るさを取り戻したら、また、お待ちしております。

(源さん)
もちろんです。
自分に出来ることは、やっていきたいと思っています。

「一緒に不安になりましょう。」

冒頭で、源さんは、このようにリスナーに語りかけてくれています。

たくさんメールをいただいてありがとうございます。
メール読んでたんですけれども、今回、今日、被災地の方、今も避難されている方からのメールをたくさん読むと思います。
すごいたくさんメールを頂いて、これはぜひ読みたいなと思うメール、たくさんありました。

それを、僕読みながら、やっぱりすごく怖くなったし、ニュースで見ている感覚と全然違う感覚の言葉っていうものが自分の中に入ってきて、一気にリアリティをですね、もちろんそれでも全然分かっていないんだと思うんですけど、それでもやっぱり、ずっと不安だったし、この2日間。

さらにそれ以上の怖さだったり、心の痛みとか苦しみを感じたので、聴いてて不安になったりする可能性もあると思います。

でも俺、それでいいと思います。
一緒に不安になりましょう。
で、今日は、一緒に時間を過ごすっていうのが目的だと思います。


なので、まぁ普段通りのラジオをやりつつ、今いろんな場所で、今生きている皆さんからの生のメッセージを読ませていただいて、そんな感じの2時間をお送りできたらな、と思っています。

「一緒に不安になりましょう。」苦しい時、こんな風にそっと共感してくれる、寄り添ってくれるのが、1番嬉しいですよね。

きっと源さんも、つらい経験をされたことがあるんだろうな、だから、本当に自然に人に優しくできるんだろうと思いました。

明るい感じが、気晴らしにも

こうして、「不安の共有をできる場」でもあり、また、要望のあった「普段通りの」明るい感じが、気晴らしにもなってくれたという側面も大きかったです。

源さんが冒頭で、どんなメールもウェルカム、いつもの感じでも(「うんちとか、ち○ち○とか、もう全っ然送って!」と言っていました。笑)と、言ってくれたおかげで、いつも通りの「くだらない話」も飛び出して、ほっこりしたり、笑いが起きたりしていましたね。

『オマリーの六甲おろし』もかかりました♪

「笑い」は、本当に大きな活力になってくれると思います。

星野源さん、ANNのスタッフさん、ありがとう!

この日、星野源さんのラジオを聴いて、大変な中でも 元気をもらった人、一緒に不安になってくれる人がいて 救われた人は多かったと思います。

こんな時、決して不安を隠して無理することなんてないし、
普段通りのラジオを聴いて、気晴らしするのも大事だ、

ということを、教えてもらった気がします。

源さんは、コロナ禍で外出自粛だった時にも、「うちで踊ろう」の弾き語り曲をInstagramで公開、世間を元気づけてくれましたよね。

源さんやオールナイトニッポンのスタッフさんたちが、すぐにこういう行動が出来るのは、普段から ラジオが出来ること、その役割といったことを、常に意識されている証拠ですよね。

星野源さんと、スタッフさんに、あらためて、感謝です!

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