「未来の一ノ瀬宝太郎」のキャラソンが、配信されましたね!
「THE SUN」という曲タイトルに、もうすでにファンの期待が高まっていたこともあり、2024年11月27日0時の配信を迎えると、(平日の夜中にもかかわらず)SNSでは「泣ける」「歌詞全部刺さる」と熱く盛り上がりました。
どんな歌なのか、見ていきましょう。
※本記事は、映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」のネタバレを含みます。
ネタバレ部分のみ アコーディオンで隠してありますので、映画をまだ観ていない方でも大丈夫です。(クリックすると読めます。)
デイブレイクのキャラソン、どんな歌?
デイブレイクのキャラソン、作詞作曲は誰?
未来の一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーデイブレイクのキャラクターソング、
なんと作詞は、未来の宝太郎を演じたDAIGOさんご本人!
作曲は、ガッチャード主題歌を担当された、BACKONのKENJI03さんという、何とも贅沢なコラボレーションです。
配信スタートの9分後には、KENJI03さんご本人からコメントが届きます!
めちゃええ曲!!
(引用元:KENJI03さん公式X)
「THE SUN」は どんな歌?
未来の宝太郎のキャラクターソング「THE SUN」は、夏映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」とリンクしています。
DAIGOさんは、この映画で未来の宝太郎を熱演しました。
タイトルになっている「THE SUN」とは、ケミーの名前でもあります。
輝く太陽のケミーです。属性は、コズミック。
アルケミスドライバーで「ユニコン」ケミーとガッチャンコし、りんねが仮面ライダーマジェード サンユニコーンに変身します。
※映画のネタバレを含みます。(クリックすると読めます。)
映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」では、未来のデイブレイクの世界で、冥国王の攻撃により、宝太郎は仲間を失っています。
(デイブレイク世界の)りんねは命を失いますが、意識はケミー「THE SUN」にのりうつり、20年もの間、ずっと宝太郎のそばにいました。
20年後の宝太郎は、希望を失いかけますが、別世界の(つまりガッチャード本編の、宝太郎たちが生きている世界です)過去の自分、仲間に励まされて、本来の自分を取り戻していきます。
映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」で重要な意味を持つケミー「THE SUN」。
同じタイトルのこの歌に、未来の宝太郎の心の葛藤、最後には希望に変わっていく過程を、DAIGOさんは、ストレートに、見事に歌詞に込めています。
※映画のネタバレを含みます。(クリックすると読めます。)
映画の劇中で、「お願い!私の声に気付いて」とDAIGOさん演じる宝太郎に叫ぶ「THE SUN」(ケミー)。
その声は、りんねちゃんでしたよね。
『THE SUN』(キャラソン)の前半では「あの頃の僕たち」が力を合わせて闘ったこと、皆で過ごした輝く日々の回顧でした。
仲間を失って1人になり、長い時間苦しんできた孤独と、「君を守れなかった」後悔、絶望と悲しみが、そこに続きます。
Cメロで、ついに「君の声」が聞こえ、ずっとそばにいていてくれたことに気付き、後半では、希望を歌いあげています。
歌詞に散りばめられている セリフとエピソード
『THE SUN』は最初から最後まで、宝太郎の物語、心の叫びがつまっています。
聴き終わると 映画を1本観たような感覚になる3分40秒。
そして、歌の中には 映画やテレビシリーズの劇中に出てくるエピソードやセリフが、散りばめられています。
♪「選択肢はそう一つだけ」
デイブレイクが 現代の宝太郎と初めて会った時に「一ノ瀬宝太郎!選択肢はふたつだけ。俺に全てを任せるか、お前が未来をつかむかだ!」と、過去の自分に伝えたセリフから。
この時はまだ、デイブレイクの正体は謎でした。(参考:「仮面ライダーガッチャード」第16話)
歌の中では、その一つの選択した道を、十字架を背負いながら生きてきた想いが綴られています。
※映画のネタバレを含みます。(クリックすると読めます。)
♪「君が伝えようとした 最期の言葉を聞けなかった」
劇中で、亡くなる直前にりんねが宝太郎にのこした言葉は「私、まだ、一緒に闘いたいよ。宝太郎」でした。
映画の中では、りんねが最期に伝えた言葉の瞬間、唇の動きだけ映像に流れ、無音になる演出がありました。
この、りんねが言った言葉は、映画後半で明らかになったのです。
宝太郎自身が、つらすぎて記憶から消してしまった言葉なのか、それとも、りんねの魂がケミー(THE SUN)に乗り移ったことを気付かなかったという表現か…。(参考:映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」)
歌では、「願いを叶えてあげられなかった」という意味の「聞けなかった」という後悔か、
THE SUNに乗り移って一緒にいたのに気付かなかったことを指しているのか、
今まで一緒にいたのに、THE SUNからの、りんねの声が聞こえなかったことの表現か、
様々な宝太郎の想いが感じ取れる歌詞になっていますよね。
歌のラストでは「君が伝えようとした 最期の言葉」は「僕にくれた 希望の道しるべ」となっています。
宝太郎の心の変化を表現した、この対比が素晴らしいですよね。
※映画のネタバレを含みます。(クリックすると読めます。)
♪「ずっとずっと 輪廻の心で」
この歌詞は、言わずもがなではありますが…りんねちゃんの名前と「輪廻」を掛け合わせています。
「輪廻(りんね)」は、生命のサイクルを表す言葉です。
サンスクリット語では「Samsara」といい、仏教やヒンドゥー教などで使われている概念です。
魂が別の体に移動することを表しています。
りんねちゃんの魂が、THE SUNに乗り移ったこととリンクしますね!
(参考:映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」)
『Dream Hoper』との繋がりも感じる
『Dream Hoper』は、本島純政さんが歌う、「現在」の一ノ瀬宝太郎キャラクターソング。(瀧尾沙 作詞、Ryo 作曲)
聴いてみると、そこには、かつての自分や仲間たちと過ごした かけがえのない時間や希望が歌われています。
「走れ 悩むよりも真っ直ぐ」というフレーズは、宝太郎らしいですよね。
テレビシリーズの中でも、南野陽子さん演じる宝太郎のお母さんが、落ち込む宝太郎にかけた言葉も「悩んでいないで、動く!」という励ましの言葉でしたね。
「ひとりでは叶えられない」「いつの間にかできた仲間」「これからも一緒に」と、仲間のことを歌っています。
そしてDAIGOさんの『THE SUN』では、「行こう 君の声がいつでも聞こえているから」というフレーズが。
『Dream Hoper』の頃と変わらない仲間への想いと、仲間と共に「前に進もう」という決意。
宝太郎の軸は昔も今も変わらないというのが伝わってきます。
『Dream Hoper』、『THE SUN』を続けて聴いてみると、現在と未来の宝太郎の物語がよみがえってきます。
(現在世界の)一ノ瀬宝太郎キャラソン『Dream Hoper』は、純政さんがギターも担当しています!
DAIGOさん「このタイトルしか考えられなかった」
この歌そのものが、「ザ・フューチャー・デイブレイク」の物語であり、未来世界の宝太郎の想い、その心の移り変わりが、ギュッと詰まっています。
未来の宝太郎を演じたDAIGOさんだからこそ、つむぐことができた歌詞です。
DAIGOさんは『THE SUN』のタイトルについても、「このタイトルしか考えられなかった」とXにコメントを寄せています。
未来の宝太郎の気持ちを、誰よりも理解するDAIGOさんがこの歌を作って下さったことに感謝です!
そして、KENJI03さんのメロディーが、DAIGOさんの歌詞、キャラクターのいた世界の世界観や切なさ、そして見つけた希望にシンクロしていて、ものすごく良いですよね!
DAIGOさんは、映画出演の前からテレビシリーズの展開を追っかけていたそうです。
(なので、最初に映画の台本を読まれた時はショックだったのだとか…)
共演者の皆、スタッフの方々との時間、ひとつひとつのシーンで「ガッチャ」できて熱くなったと、インタビューで語っています。
(参考:映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」パンフレットより)
映画の中で、DAIGOさん演じる未来の宝太郎が、本当に「本島純政さんの宝太郎」の未来の姿に見えてくるぐらい、宝太郎そのものでした。
この歌詞を描けるのは、夏映画で「宝太郎を生きていた」DAIGOさんしかいないですね。
そして、KENJI03さん(BACK-ON)は「仮面ライダーガッチャード」主題歌を担当、映画の主題歌『THE FUTURE DAYBREAK』も、FLOWと共に担当していました。
BACK-ONは、テレビシリーズの最初から、「仮面ライダーガッチャード」と一緒だったんですよね。
BACK-ONさんは、ガッチャード・ファイナルステージの中で、『CHEMY×STORY』、これからも歌い続けると言っていました!
みんなの感想(「未来の宝太郎 キャラソンを聴いて)
SNSでの、ファンの皆さんの感想をまとめました。
ガッチャードファンのみんなと、同じ歌を聴いて、感動を共有できるのも、嬉しい~
デイブレイクのキャラソンはDAIGOさんが作詞してるっていうのが素晴らしいな。
作品への愛と理解度の高さよ。(引用元:X)
あの…………………………
DAIGOさん、アンタホンマモンの大天才だよ……………………
歌詞書いてくれてありがとう、歌ってくれてありがとう、未来宝太郎を演じてくれてありがとう………………………
(引用元:X)
※映画のネタバレを含みます。(クリックすると読めます。)
1番がりんねの魂がザ・サンの中にいるって気付けてなく、ケミー達を蔑ろにしていた映画序盤〜中盤時点の心境…
そして2番はりんねの声に気付き、初心を思い出した映画中盤以降の心境や…
デイブレイクの決め台詞も入ってる至高の1曲
(引用元:X)
最高過ぎる。映画見たからこそ楽しめる曲だと思う。
デイブレイクである宝太郎の心情が事細かく表現されている。悲しみと後悔いう名の絶望と未来という希望の両極端が一つの曲にまとめられているのが良い。
デイブレイクらしい歌詞で表現しているのが胸に刺さる。何度も聞きたい曲。
Blu-ray早くきて(引用元:X)
映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」が有料配信中
その映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」は、現在TTFC(東映特撮ファンクラブ)で有料配信中です!(税込480円です)(2024年11月27日~30日間)
※TTFCの会員登録(月額 税込960円)が必要です。
DAIGOさんの歌を聴いて、もう一度映画を観たくなりましたよね!
DAIGOさんの変身ポーズには「片手うぃっしゅ」が入っているので、変身ポーズもチェックしてみてね!
※ポーズを考えたのは、アクション監督の福沢さんです。
(参考:映画「ザ・フューチャー・デイブレイク」パンフレットより)
TTFCでは、仮面ライダー以外にも、過去の特撮作品が全て見られます。
その他、ファイナルステージ(期間限定)、オーディオコメンタリーなどの特別映像も配信中です。
テレビシリーズの「仮面ライダーガッチャード」のデイブレイク登場回は
第16話、17話、18話です。
DAIGOさんが声の出演をされています!
(ガッチャードのテレビシリーズも全話、TTFCで配信されています。)
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