グレタさんたちの船が無事ガザに入れるよう、私達ができること(【追記】6月9日、クルーがイスラエルに拘束された今、私達ができること)

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グレタ・トゥンベリさんをはじめ 12人の支援者が、人道支援を行うため ガザへ向けて航行中です(2025年6月7日現在)。

5月にも、支援物資を積んだ同団体の船がガザへ向かいましたが、イスラエル軍の攻撃に遭い、人道支援を断念せざるを得ませんでした。

現在、ガザへ向けて航行中の船に対して、イスラエル軍のスポークスマンから「イスラエルが船と対峙するかもしれない」という、脅しともとれる示唆があり、心配が広がっています。

でも、日本からでもできることは、あります。
(他の国や地域から読んでくださっているかたも、あります。)

取り急ぎ、シェアしていこうと思います。

目次

ガザへ向けて航行中の船、支援団体について

現在、ガザに向けて人道支援物資を運んでいるのは「フリーダム・フローティラ連合(The Freedom Flotilla Coalition)(FFC)」の船です。

FFCは、国際的な非営利団体です。

この船には、今、欧州議会議員のリマ・ハッサン(Rima Hassan)さん、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さんなど、複数の国から集まった12人の人道支援者が、ボランティアで乗船しています(2025年6月6日現在)。

この船には、粉ミルク、小麦粉、米、おむつ、女性用生理用品、淡水化キット、医薬品、松葉杖、子供用義肢、鎮痛剤、抗生物質など、ガザの人々のために緊急に必要な物資が積まれています。

マドリーン号に乗船している方々

マドリーン(Madleen)号に乗船されている方々です(アルファベット順)。

ヤセミン・アカール(Yasemin Acar)さん (ドイツ)
バティスト・アンドレ(Baptiste Andre )さん (フランス)
チアゴ・アビラ(Thiago Avila)さん (ブラジル)
オマール・ファイアド(Omar Faiad)さん (フランス)
リマ・ハッサン(Rima Hassan)さん (フランス)
パスカル・マウリエラス(Pascal Maurieras)さん (フランス)
ヤニス・マハムディ(Yanis Mhamdi )さん (フランス)
シュアイブ・オルドゥ(Şuayb Ordu)さん (トルコ)
グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さん (スウェーデン)
セルジオ・トリビオ (Sergio Toribio)さん (スペイン)
マルコ・ファン・レンヌ(Marco Van Rennes)さん (オランダ)
レヴァ・ヴィアール(Reva Viard)さん (フランス)

グレタさん「全世界が沈黙を守っていることほど、危険なものはありません」

出航前の記者会見で、トゥーンベリさんは、時に涙で声を詰まらせながら うったえています。

「私たちがこれを行っているのは、どんな困難に直面しても、努力を続けなければならないからです。なぜなら、私たちが努力をやめる瞬間は、私たちの人間性を失うときだからです

「この任務がどれほど危険であろうとも、ジェノサイド(大量虐殺)の犠牲となっている命を前に、全世界が沈黙を守っていることほど危険なものはありません

私たちにできること

2025年6月2日(月)、国連人権専門家は国際社会に対し、「マドリーン号のガザへの安全な航行を確保する」よう求め、同船を阻止しようとする いかなる試みも国際法違反であると警告しています。

しかし、イスラエル軍は、船の航行を阻止することを示唆し、「我々は準備ができている」と威嚇をしました。

無事にマドリーン号がガザに着き、人道支援が行われるよう、私たちにも、できることは、あります。

マドリーン号に注目し続けること


フリーダム・フローティラ連合(The Freedom Flotilla Coalition)のサイトから、「マドリーン号」が航行する様子をリアルタイムで追跡することができます。

世界中が、マドリーン号に注目し続けることが、船を守ることに繋がります。

SNSでシェアする

XやInstagramなど、SNSでシェアすることも重要です。

  • @GazaFFlotilla を付けて、あるいは #FreedomFlotilla、#SafePassage、#Madleen、#StopGenocideInGazaなどのハッシュタグを付けて連帯、この人道支援に注目していることをアピール。
  • @EmmanuelMacron@francediplo@FCDOGovUK など、様々な国の政府機関や大統領にポストをシェア。
    (乗船している方々に、フランスからの参加者が多いので、フランスの政府関係を冒頭に置いていますが、ドイツ、ブラジル、トルコ、スウェーデン、オランダからの乗船者もいらっしゃいます。)
    自分の所属する国の政府機関にも送りましょう。石破首相のアカウントは@shigeruishiba です。

  • 時間がない時は、リポストだけでも良いと思います。 

世界中が、船の航行、この人道支援に注目していることをアピールしていきましょう。

アメリカのジャーナリスト、イギリスの小説家、アメリカの俳優・アクティビスト、イギリスの俳優…多くの人たちが声を上げています。この中には、グレタさんの声もあります。↓

ガザでのジェノサイドを止めるための行動を呼びかけるため、石破首相にハガキを書く日本の高校生さんです。↓

書簡を送る

Action Network では現在、イスラエル政府へ書簡を送るキャンペーンを行っています。

レターの内容は、すでに下記の内容がテンプレートとしてありますので(英文です)、住所と名前を書いて送信するだけとなっています。

【和訳です】
イスラエル政府殿

本書簡は、自由船団連合が運航する民間船マドリーン号の航海について、イスラエル国およびその軍・政治指導部に対する正式通知です。

マドリーン号は2025年6月1日にシチリア島カターニアを出港し、欧州水域および国際水域を航行し、パレスチナ領海を経由してガザ地区へ至っています。
この船は、非武装の民間人と、粉ミルク、医薬品、そして包囲下にあるガザ地区の住民のためのその他の救命支援物資を含む人道支援物資を積載しています。
この船は非武装で、脅威を与えるものではなく、国際海事法、人道法、人権法に完全に準拠して運航しています。乗客乗員には、国会議員、ジャーナリスト、弁護士、そして世界中の市民社会を代表する人権擁護活動家が含まれています。

ガザ地区の占領国であるイスラエルは、国際法に基づき、ジュネーブ諸条約、国際慣習人道法、そして国連憲章に拘束されています。イスラエルは、民間人と人道支援要員を尊重し保護し、人道支援物資の輸送を円滑にし、国際水域における航行の自由を確保する法的義務を負っています。

明確に申し上げます。

マドリーン号またはその民間人乗客乗員に対するいかなる迎撃、攻撃、破壊工作、または妨害も、民間人に対する故意かつ不法な攻撃であり、国際法違反となります。このような行為は、ジュネーブ条約第4条の重大な違反に相当し、国際刑事裁判所ローマ規程に基づく戦争犯罪を構成する可能性があります。

この航海はリアルタイムで記録され、法務監視機関、国際機関、そして一般市民によって監視されています。マドリーン号に対するいかなる敵対行為も、国際裁判所、国内裁判所、そして人権団体への提訴を含む、即時の法的・外交的措置の対象となります。

イスラエル国は、非武装の民間船舶に対する不法な侵略行為を継続的に行っており、その記録は十分に残されています。最も顕著な例としては、2010年5月31日、イスラエル軍が国際水域でガザ自由船団を襲撃し、マヴィ・マルマラ号に乗船していた民間ボランティア10名を殺害、さらに数十名を負傷させた事件が挙げられます。
直近では、2025年5月2日、イスラエル軍がマルタ沖の国際水域で民間船舶コンシャス号を爆撃しました。
これらの度重なる攻撃は、国際法違反にとどまらず、パレスチナ人の移動の自由、自己決定権、人道支援へのアクセスを含む基本的権利を否定することを目的とした、意図的な一連の侵略行為の一部です。

マドリーン号に乗船しているすべての人々の安全と幸福は、イスラエル国が直接責任を負うべきものです。
万一、同船または乗客に危害が及んだ場合、私たちは国内外のあらゆる法的手段を講じ、民間人、軍人、あらゆる指揮官レベルの関係者を含むすべての責任者を追及します。
フリーダム・フロティラは、合法かつ非暴力的な民間ミッションです。
私たちは、イスラエル当局に対し、国際法上の義務を完全に遵守し、あらゆる違法な干渉を直ちに停止し、私たちの船舶およびボランティアに対するいかなる侵略行為も控えるよう要求します。

敬具
良心ある世界市民

現在、824,208通分の書簡を送ることが出来ているようです。
(2025年6月7日 午前5時現在) 

※すごい勢いで 参加する方々が増えていますので、上記 書簡を送った数が変わっていますこと、ご容赦ください。

この書簡を送るキャンペーンについても、SNSでシェアしていきましょう!

日本の首相官邸・外務省へ意見を送る

日本の首相官邸や、外務省に意見を送ることもできます。

一言でも、大丈夫です。届けることが大事です。

テレビ局に意見を送る

日本の多くの人に注目してもらうため、そしてイスラエル政府に「日本は注目している」と伝えるために、テレビ報道は、とても大切です。

NHKへのご意見フォーム

TBS NEWS DIG へのご意見フォーム

ツイッターデモに参加する

いつでも、ハッシュタグを付けて投稿することができますが、ツイデモを見かけたら、参加するのもいいですね。

これについて、SNSで話す

Xでは、いくつも、マドリーン号に関するスペースが出来ていました。

聴いてみたり、スペースをつくって フォロワーさんと話してみたりするのも、良いと思います。

【2025年6月7日 追記】6/7 リマ・ハッサン(Rima Hassan)さんのポスト

リマ・ハッサン(Rima Hassan)さんが、2025年6月7日の17時16分、現在の居場所をシェアしてくださいました。

Madleen Trackerの画面から見れない場合は、その画面の1番下にスクロールして、「If tracking above is not working please check here.」の「here.」をクリックすると、見れます。

【和訳です】
英語は下記

ヨーロッパ各地から200人以上の欧州議会議員が協力し、イスラエル当局に公開書簡を送り、以下のことを要求しています。
⁃マドリーン号に乗船している全員の安全を確保する。
⁃船舶がガザまで安全かつ妨害なく航行することを許可すること。
⁃人道支援物資のガザ地区への即時入国を許可する。
管轄当局に要請するキャンペーンを共有することで、引き続き同様のことを行います。

https://palestine.risefor.org/s/freedom-flotilla-0406…

ヨーロッパ各地の国会議員200名以上が団結し、イスラエル当局に公開書簡を送り、以下のことを要求した。
• マドリーン号の乗員全員の安全を保証する。
• 船舶がガザまで安全かつ妨害なく航行できるようにする。
• 人道支援物資のガザ地区への即時入国を許可する。
関係当局に連絡するキャンペーンを共有して圧力をかけ続けましょう

https://palestine.risefor.org/s/freedom-flotilla-0406…

#FreedomFlotilla#Breakthesiege

リマ・ハッサンさんがシェアしてくださった 上記のプラットフォームでも、各国首脳にメールを送ったり、SNSに投稿するアクションが、簡単にできます。
文章のテンプレートがあります。

(※フランス語と英語ですので、読む時は 翻訳ツールでお読みください。)

【2025年6月8日 追記】6/8 リマ・ハッサンさんのポストより

ハッサンさんより、2025年6月8日 AM9:02 のポストです。
「24時間以内に、私たちはイスラエルの植民地国家によって管理され、不法に占領されているパレスチナの領海に到着します。」

引き続き、皆で注目し続けて、SNSでも、言っていきましょう。

「私たちは進み続ける。」

マドリーン号は、通信障害にも遭い、心配されましたが、ガザに向かっています。

イスラエルの国防相カッツ氏は、船の到着を阻止するよう 軍に指示したと報じられています。

リマ・ハッサンさんは、「引き返さない!私たちは進み続ける。」と。(6月9日 2:12 のポスト)


マドリーン号を守るため、さらに声をあげていきましょう。

【6月9日追記】マドリーン号の皆さんが、イスラエルに拘束される

マドリーン号のクルーは、6月9日午前2時頃、国際水域でイスラエル軍に拘束されました。

リマさんは、リマさんたちを拘束した後にイスラエル関係者が配っている食事(食事といっても“丁重に扱っているかのように見せる映像のための”“深夜に渡されるパンと水”)を拒否しています。

携帯電話やPCは没収され、マドリーン号との連絡が途絶えた後も、リマ・ハッサンさんのアカウントは、チームの方が発信し続けています。

私たちができること

私たちができることは、上記と同じです。同じように、そしてさらに、声をより大きくしていくことです。

コツコツと各国首脳にメッセージを送り続け、SNSで話し、さらに注目していきましょう。
私たち一人一人の声の、効果は高まっているようです。

一刻も早いクルーの解放とガザの人々の支援のために。

フランスでは、レピュブリック広場に、マドリーン号のクルーの方々の応援のために、人が集まっています。

フランスの100以上の都市で、マドリーン号の乗組員たちの釈放を要求するデモが行われています。

【6月10日追記】
イスラエル当局が「 “不法”入国したことを認める文書」への署名を強要

6月10日火曜日の朝(拘束から24時間近くが経過)、マドリーン号乗組員の皆さんはまだ拘束されており、尋問を受けていました。

イスラエル当局は、弁護士の立ち会いなしに、拘禁されている乗組員に、強制送還文書への署名を強要しています。
しかも、イスラエルが釈放の条件として設定したのは「イスラエル領土に“不法入国したことを認める文書」への署名の強要でした。

リマ・ハッサンさんやヤニス・マハムディさん(「BLAST」のジャーナリスト)など、フランス国民6人中5人が、この条件での 文書への署名を拒否しています。
(参考:humanité 2025.6.10 11:08

マルセイユ副知事でもあり、La France Insoumise(LFI)のコーディネーターであるマヌエル・ボンパール(Manuel Bompard)さんは、
「これは恥ずべき、容認できない、そして二重の誤りである。第一に、逮捕は国際水域で行われた。第二に、イスラエルがガザ地区の併合を承認しない限り、ガザ地区沖の海域はイスラエルの領土ではないからだ。」と、強く言及しています。

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