映画「オッペンハイマー」日本での公開日はいつ?上映されない可能性もある?

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映画「オッペンハイマー」が、アメリカでは7月21日に公開され、映画「バービー」と共に、大ヒットしています。

日本での「オッペンハイマー公開日は、いつなのでしょう?

【追記】「オッペンハイマー」は、2024年3月29日(金)公開が決まりました!

目次

映画「オッペンハイマー」日本での公開日はいつ?

Oppenheimer公式Xより

映画「オッペンハイマー」について、日本での上映は、今のところ、未定です。(2023年8月5日現在)

(※映画「バービー」については、日本で、8月11日(金・祝)に公開されます。)

今のところ、上映日がいつなのか発表がなく、そもそも上映されるかも、まだ判りません。

「アメリカで配給を担当するユニバーサル・ピクチャーズから、いまだに宣伝素材すら届いていません。おそらく日本で公開するかどうかも未定だと考えられます」(ユニバーサル作品の国内配給を行う東宝東和の広報)

週刊現代 2023.8.10 より https://gendai.media/articles/-/114270

【追記】「オッペンハイマー」は、2024年3月29日(金)公開が決まりました。

様々な「噂」は、聞こえてきています。

噂① 上映は、9月以降ではないか?

広島と長崎の原爆投下日のある8月は、避けるのではないか、との予想があります。

配給会社が政治的論争に巻き込まれるのを嫌っているとか、少なくとも原爆忌や終戦記念日をスルーした後で公開日を決めるのでは、などという憶測が流れています。
もしかしたら、日本の観客が「原爆開発映画」を嫌って劇場に行かず、配給しても赤字ということをおそれているのかもしれません。

Newsweek日本版 2023.7.26 より 

ユニバーサル・ピクチャーズの作品の配給権を持つ東宝東和株式会社は、映画『オッペンハイマー』の配給・公開の定権ユニバーサル・ピクチャーズにあるとしています。

「バーベンハイマー」問題で、さらに慎重になっていく可能性があります。

映画産業論に関する多くの研究を持つ青山学院大学の内山隆教授は「オッペンハイマーの公開時期を、原爆投下や終戦記念日と重なる8月からずらしたいという思惑があるのだろう」と指摘、ハリウッドは特定の国にセンシティブな話題や表現に関しては注意を払っていると説明する。
その上で、「今回のバーベンハイマーの騒動を受けて、東宝東和は余計に公開時期に慎重にならざるを得ないだろう」と付け加えた。

Bloomberg 2023.8.1 より https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-01/RYOY11T1UM0W01 

Twitterより
Twitterより

  

噂② 数年後に、ひっそりと上映されるのではないか?

ニューヨークタイムズでも、日本の公開が決まっていないことについて、「日本の国民感情を傷つけないように、日本で上映されないのではという憶測が流れている。」とし、「映画『インフィニティ』の日本での上映に2年かかったように、本作も、しばらくしてから、ひっそりと上映されるかもしれない」と触れていました。
(参考:Yahoo!ニュース 2023.8.2 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/35a0279f20189b055cfd2e354a3fbf54d6de82ad )

噂③ サブスクリプションで観れるのではないか?

日本での公開が数か月遅れた場合、アメリカのサブスクリプションが解禁になる方が早いかもしれない、という見方もあります。

アメリカでは、ユニバーサルの配信サービスPeacock(ピーコック)で、早ければ、11月18日前後に、『オッペンハイマー』が、配信される可能性があります。

As for a potential release date, we know the Universal-Peacock deal requires movies to be released on streaming no later than four months after their theatrical debuts. Universal’s last major release, The Super Mario Bros. Movie, hits Peacock on August 3 (120 days after its theatrical debut). Given Oppenheimer’s similar blockbuster status, Oppenheimer will likely come to Peacock after a similar window. Should that be the case, Oppenheimer may hit Peacock around November 18.

ユニバーサルとピーコックの契約では、劇場公開から4ヶ月以内にストリーミング配信を開始することが義務付けられている。ユニバーサルの最後の大作『スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、8月3日(劇場デビューから120日後)にピーコックで公開される。オッペンハイマーも同じような超大作であることから、同じような時期にピーコック入りする可能性が高い。その場合、『オッペンハイマー』は11月18日前後にピーコックに上陸する可能性がある。

(IGN 2023.7.28 より https://www.ign.com/articles/how-to-watch-oppenheimer

Peacockの配信は、日本からも、VPNサービスを利用して、視聴することが出来ます。
もし、利用する場合は、サブスクリプションのプラン・VPNサービスは、色々ありますので、それぞれのプランのコンテンツ、VPNも、比較してみてください。

サブスク解禁までに、日本の劇場でも公開されると良いですね!

【2024年1月26日 追記です】日本公開日は2024年3月29日に決定!

映画「オッペンハイマー」の日本公開日は、3月29日(金)に決定しました!

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韓国では光復節に、映画「オッペンハイマー」を公開

韓国では、映画「オッペンハイマー」は、8月15日の光復節(解放記念日)に公開される予定です。

1945年8月15日は、韓国では「朝鮮が日本の統治から脱し自主独立を取り戻した日」です。

強制連行や徴用によって多くの朝鮮人が日本で働かされ、敗戦時、日本には約300万人の朝鮮人がいたといわれています。朝鮮半島から来た多くの人々をはじめ、台湾や中国から来た人たちも、原爆の犠牲になりました。

日本の原爆被害は韓国の光復(解放)を早めたが、当時被爆で苦しんだ人々の中には現地の朝鮮人が日本人の次に多かった。戦争の苦痛は国籍を問わない。『オッペンハイマー』の光復節公開を巡るパラドックスだ。

中央日報 2023.8.9 より

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映画「オッペンハイマー」について

Universal Picturesより
オッペンハイマー役のキリアン・マーフィーさん (出典:Universal Pictures Oppenheimer New Trailerより)
オッペンハイマー役のキリアン・マーフィーさん (出典:Universal Pictures Oppenheimer New Trailerより)

映画「オッペンハイマー」は、どんな映画なのでしょうか?

「オッペンハイマー」への、人々の見方や評価は、様々です。

The movie Oppenheimer about J. Robert Oppenheimer — the “father of the atomic bomb” — focuses on Oppenheimer’s conflicted feelings about the weapons of mass destruction he helped unleash on the world, and how officials ignored those concerns after World War II as the Cold War


「原爆の父」と呼ばれるJ・ロバート・オッペンハイマーを描いた映画『オッペンハイマー』は、彼が大量破壊兵器を世に送り出す手助けをしたことへの葛藤と、第二次世界大戦後、冷戦の中でいかに当局がその懸念を無視したかに焦点を当てている。

DEMOCRACY NOW!JULY 24, 2023 より https://www.democracynow.org/2023/7/24/oppenheimer_greg_mitchell

これは、あくまで私の私見ですが、保守派もリベラルも含めた広範な観客を、一種のサスペンスに引き込むのが監督の作戦だったと思われます。最終的には「オッペンハイマーは広島・長崎で起きたことに衝撃を受けて、核兵器への疑問を強く持つようになった」という展開を観客に理解させて、「だから水爆開発に反対したのはアメリカへの裏切りではなかった」という「結論」に着地させるようにしています。

Newsweek日本版 2023.7.26 より https://news.yahoo.co.jp/articles/aa461574849cdc5cbec2695e0bdf9d9fa5570600?page=2

今すぐ公開して、しっかりと必要な論争を行うことが必要です。ノーラン監督も、おそらくはそれを望んでいると思いますし、日本で賛否両論を浴びることで初めて、本当の意味で完結する作品と言っても良いかもしれません。

Newsweek日本版 2023.7.26 より https://news.yahoo.co.jp/articles/aa461574849cdc5cbec2695e0bdf9d9fa5570600?page=2

実際に観て、様々な角度から考える。周りの人と話す。そうすることで、映画は〝完成する″。もしかすると、映画「オッペンハイマー」には、そんな思いが込められているのかもしれません。

まとめ

まだ、日本語の公式サイトも設けられていないのですが、「遅れて」公開されるだろう、との見方がほとんどでした。

公式からの、新しい情報を待ちたいと思います!

関連記事はこちら

映画「オッペンハイマー」が「描かなかったこと」について。観客のレビューも。

映画「オッペンハイマー」のOST・作曲したゴランソンについて

実在するオッペンハイマーの人物像について

2023年11月2日追記です

海外盤「オッペンハイマー」の、2023年11月21日リリースが決まり、世界各国でデジタル配信・ブルーレイ販売されることがアナウンスされています。特典映像「The Making Of “Oppenheimer”」を含む180分です。
しかし、2023年10月20日時点では、NBCユニバーサル・エンターテインメントジャパンは、日本盤の販売は未定としています。(参考:CINRA 2023.10.28 より)

日本での、映画館上映の話は、現在(11月2日)も聞こえてきません。
(引き続き、続報が入り次第、お伝えしていきます。)

【追記】2024年「オッペンハイマー」日本での上映が決まりました!

「オッペンハイマー」は2024年、日本公開されることが正式に決定しました!

配給会社はビターズ・エンドです。

2024年3月29日(金)公開が決まりました。

ビターズエンド公式Xより
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