ユンギさんのフォトライン映像「拡散しないで」「受け止めるべきでは」アミの中で賛否?何があった?どう考えるべきか

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ユンギさんがフォトラインに立った日(8月23日)、ユンギさんにまつわるニュースを拡散しないよう、多くのアミたちが行動、ムーブメントを起こしました。

それはみんなで協力し、かつ静かに行われ、タイムラインでそのニュースのシェアをあまり見ることはなかったと思います。

そんな中で、「ユンギさんの言葉をしっかり受け止めるべきなのでは…」「アミも、人それぞれなので、強制するのはおかしいのでは」という意見もあがりました。

数日経ちましたが、この件で、モヤモヤした方、また、「何があったの?」という方も、まだいらっしゃると思います。
この経緯と、そして、すれ違いのあった論点を、解説していきたいと思います。

目次

8月23日までの経緯

多くの韓国ARMY(BTSファンダム)は、ユンギさんにまつわる最初の報道が出た(8月7日)当初から、「私たちは、慎重に行動しよう」と、ファンダムの仲間に呼びかけ、慎重に行動してきました。

https://twitter.com/Hankook_army/status/1821892599059464666

【和訳】
韓国アミ(BTSファン)が沈黙していた理由。

韓国はマスコミがひどいので、多くの人々の生活に 大きな影響を与える権力者たちの犯行には身動きせず、芸能人、特にBTSのように誰の助けもなく自らの努力とファンダムの愛で成功したアーティストには、厳しい基準を押し付けます。

その雰囲気を知っているからこそ、韓国アミたちは、口を開くことには慎重だったといいます。

連日のように、誤報(ユンギさんと別人の動画を流され、後日、訂正がありました)や、虚偽があったのかのような報道、大袈裟に取り上げる記事など、報道がエスカレートしていきました。

ユンギさんが警察に行った翌日、様々な国・地域在住のアミが、ユンギさんを取り上げるニュースを消費しないように呼びかけていました。

メディアを選ぶこと、そして「悪質なマスメディア」については、記事をクリックしないように、ということも呼びかけていました。

【韓国アミの投稿より 和訳】
本当は、マスメディア(名)を全部入れたいのですが…
私が整理した、マスコミと기레기(マスゴミ)のリストですが、再び追加すると満杯になってしまいましたね!

ここに書いておいたマスコミと기레기の記事、そして一番下に別に書いておいたマスコミの記事は、絶対インポートも消費もしないでほしいです!

ここにない記事があれば教えてください。
再び追加で入れます。
(引用元:2024年8月24日 Xより)

また、以下は 8月20日の投稿ですが(この週に警察へ出頭するだろうと報じられていました)、呼びかけの1例です。

https://twitter.com/_btsprotect/status/1825567096421421560

【和訳】
調査当日の留意点
1.写真を拡散しないこと。他のファンやファンが投稿していたらDMする。応じない場合はブロック。

2.言葉に細心の注意を払うこと。
マスコミが汚点を見つけようと監視する重要な時期になる。

3.信頼できるアカウントで捜査の最新情報を入手すること。
Koreaboo、Pannchoa、PannKpopをブロックすること。

4.詳細を正しく理解し、誤った情報を流したり、タイムラインでパニックを引き起こしたりしないこと。

5.当日は特に、些細な事柄や文章にすがって、発散したり、激怒したり、パニックになったりして、物事を大げさに吹き飛ばさないこと。
成熟し、感情的になること。
物事を誇張して問題を大きくしていると感じるムートはブロックすること。

6.冷静に。呼吸する。

7.その時間帯にユンギを応援する言葉を大量にツイートする。
裏目に出ないような応援キャンペーンやトレンドタグに参加する。

8.自分を蛇口、ツイッターを大きな容器に見立ててください。
自分を開いて、ユンギへの応援と愛をすべて吐き出します。
いっぱいにしてください。

9.その日、メディアは私たちの反応を誘発するために、さらに誤った情報を流す可能性がある。
しかし、ユンギの言葉を信じることだけは忘れないでほしい。
メディアの戦術を理解し、それについて慌てないこと。

10.相互フォロワーを慰め、交流し、親切にすることを心がけましょう。

11.私たち全員が一緒に経験したこの恐ろしい時間の最終段階にようやく到達したことを理解し、ここからは良いニュースしかないことを理解すること。

12.繰り返すが、冷静に、落ち着いて、責任を持って行動すること。
私たちは皆、一緒なのだから。

13.Kメディアの証拠をすべて集めること。
目にしたものすべてをスクリーンショットすること。
彼らの動き、言葉の選び方、投稿する写真、すべてを監視する。


様々な国や地域のARMYの、このような呼びかけが、XやTikTokなどで多く見られました。

そして、8月23日当日には、多くのARMYのムーブメントにより、ユンギさんのことを取り扱った記事が数時間で上位ランキングから外れています。

2024年8月23日(警察の取り調べがあった日)の経緯

2024年8月23日、ユンギさんは 交通調査係があるソウル龍山警察署の別館で、警察の取り調べを受けました。

ソウル龍山警察署
(出典:Googleマップより)
ソウル龍山警察署 (出典:Googleマップより)

この調査室に向かう前にも、ユンギさんは、メディアに応えています。

19時43分ごろ、取材陣に対し両手を合わせたまま「誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。多くのファンの方、多くの方に本当に大きな失望を与えてしまったことを、心より反省しております」「誠実に調査に臨みたいと思います。」と頭を下げた後、警察の建物に入りました。

ユンギさんは、約3時間の取り調べを受けた 22時53分頃、外に出てきたところを待ち構えていたメディアの前で、改めて謝罪しました。

「本当に、申し訳ありませんでした。
私の誤った行動により、多くの人を傷つけ、失望させてしまいましたことを深く後悔しております。
2度とこのような事を起こさぬよう、お約束致します。私を支えてくださったすべての方々に、心からお詫び申し上げます。改めて、誠に申し訳ございませんでした。」と、何度も頭を下げました。

(参考:Korea Now 2024.8.23K-enNews 2024.8.24

ユンギさんの言葉を訳して伝えてくださったアミがいた

前述の通り、この日は、多くのアミが、加熱報道を行う媒体のニュースをシェアしないように、踏まないように、行動していました。

そして、多くのアミたちが「いつも通り、AgustD(ユンギさん)の音楽のことや、ポジティブな応援のポストをする」というアクションをしていました。

ユンギさんが警察署に出頭したこと、謝罪のメッセージと映像が流れた時にも、それは続きました。

そんな中、
「ユンギさんが フォトラインに立ったのは、誠実なユンギさんの意思から行われたのかもしれない。」
「ユンギさんの言葉、私たちアミが受け止めなければいけないのではないか。」
という声が上がります。

そんな意見も上がる中、1人のイルアミ(日本のBTSファン)さんもまた、フォトラインでユンギさんが伝えた言葉を、日本語でポストして下さいました。
いつも、通常のBTSのこと等を和訳して、イルアミに伝えてくださっているアミさんアカウントからです。

ところがその後、そのアミさんに対し、「(ユンギさんのニュースを)広めないで」という意見が多数届きました。

その後、アミさんは、このポスト(ユンギさんからの言葉の和訳)を削除し、日本語と韓国語で 謝罪と、ご自身の想いを投稿されています。

このアミさんは、ユンギさんが困難な中でも敢えてあの場に立ち、ファンに向けて発してくれた言葉と誠実な姿なので、それを見守りたいファンのために、訳して伝えてくださったのだそうです。

そして、多くの方々を不快にさせてしまった、とお詫びし、そして 励ましの声に対する御礼も書かれていました。

こちらのアミさんの投稿は、加熱報道をするメディアではなく、「信頼できるアカウント」の発信でした。
批判の声が集まってしまったのは、悲しいです。

今回に限らず、これまでも アミの間で このような行き違いは度々起こってきました。
これについてあらためて、考えてみたいと思います。

アミたちの行き違いの原因は?

では、なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか?

BTSのファンダムは大きく、一致団結は大きな力になり、アーティストを守る力になることも多々あります。
しかし、アミたちは、「一枚岩」ではありません。様々な人がいます。
それを尊重し合うのは、ファンダム、ファンダム以外のコミュニティでも、大切なことだと思います。

今回の行き違いは、大きく2つの事象があると思います。

そのひとつには、「ニュースが拡散されることから、ユンギさんを守りたい」ということが目的になり、一様に「シェアしてはいけないんだな」という空気が生まれたことです。

その「目的」だけに集中してしまうと、「今日、ユンギさんがアミへ大切なメッセージを伝えてくれたみたいだ」という大切なこともキャッチできなくなってしまいます。

そして、「それを和訳して伝えてくださっているだけ」のアカウントさんに対し、「メディアの記事・映像を拡散しているアカウントだ」というふうな、誤解が生まれてしまったということです。

携帯電話を操作する画像 (出典:Free素材PhotoAC)
(出典:Free素材PhotoAC)

もうひとつ、逆に「なぜ記事に反応してはいけないの?」「なぜシェアしてはいけないの?」と違和感を持った方もいたと思います。
これは、過剰報道に「待った」をかけることともう1つ、アンチ攻撃から ユンギさんやアミを守るためでもありました。

過去にもBTSメンバーに問題が起きた時、アミたちの発言に対し アンチからひどい誹謗中傷があったことから、アンチにその材料を与えないために、騒がずにいよう、シェアするのもやめよう、と、過去の経験から生まれた策です。

ですが、そのような過去の事例、ここにいたるまでの事情をご存知ない方もいます。
また「任意なので、個人の自由だよ」というのが伝わらなかったことも、原因のひとつでした。

では、齟齬を生まないためには、どうしたら良い?

それでは、行き違いや誤解を生まないためには、どうすれば良いでしょうか?

1番には、1人1人の考え方を尊重すること、呼び掛けはあくまでも「任意」ということを周知する・意識することにつきると思います。

次に、その時その時に応じて「ユンギさんのために最良のできることを目的」と考えると良いと思います。
「ニュース拡散を止める」はそのひとつの手段であって、目的ではありませんよね。

「ユンギさんがフォトラインで、私たちファンに向けて、何か伝えてくださっているようだ」と気付いたら、「信頼できる情報」を探して利用するのも、また「手段」であると思います。

日本のアミさんだけではなく、他の国や地域のアミさんも、同じ想いから、ユンギさんのフォトラインでの言葉を(それぞれの言葉に)翻訳して投稿されていました。
信頼できるアミ仲間は、こういう時にこそ、繋がることができるのだと思います。

ユーチューバーのARATAさんは、「信頼できるメディアは利用していったら良い」と述べていました。

もちろん、逆に「メディア自体を、見たり シェアしないのが最善の方法」というのも、1つの考え方であって、それも良いと思います。

信頼できるアミさんからの情報はもちろん、
きちんと真実・社会のための報道をしてくださるメディアを選択・応援し、誤報を含めたインプレッション稼ぎの媒体は見ないようにすることで「行き過ぎた報道」を減らしていく1つの方法になるかもしれません。

逆に、メディアでの、この話題に関する記事を「全く利用しない」ことも、1つの方法として、良いと思います。
もうメディアでこれ以上取り上げられるのも、過剰と思えます。

応援は、Weverseに応援メッセージを送る方法もありますよね。

1人1人が最善と思う行動を取る・人それぞれで良い、ということですよね!

それから、今回に限らず 何か呼び掛けがあった時、なぜそうしなければならないのか単純に分からない、ということがあると思います。
今回は、「どうしてシェアしてはいけないのか」といった疑問ですよね。

信頼できるアカウントに聞いてみる、あるいは 経緯を解説しているアカウントや記事を読んでみる、
そして呼び掛ける側も、もっと大声で「違う考えは尊重しよう」と周知していけると良いですね。

前述のアミさんの呼び掛け文にも
「相互フォロワーを慰め、交流し、親切にすることを心がけましょう。」
が入っていましたよね。

アミの「自分の気持ち」と「ユンギさんのためにできること」を分けて考える

手でつくったハートの形 (出典:Free素材Pexelsより by Jasmine-Carter )
(出典:Free素材Pexelsより by Jasmine-Carter )

そして、もうひとつ、「自分の感情」に振り回されないことも大事ですよね。

翻訳して伝えてくださったアカウントに「シェアしないで」と声をかけた方の中には、「ユンギさんの(フォトラインに立つ)姿を見たくないから」というアミさんもいらっしゃいました。

その気持ちは、本当に解ります。皆、フォトラインに立たせたくないと思っていましたし、実際にフォトラインに立った報道が流れてきた時には、皆、本当に胸を痛めていました。

これはあくまでも「見たくない」というアミの気持ちです。
「加熱報道を止める」「アンチ対策」という主旨とは関係ない部分です。

「ユンギさんのために、アミたちができること」=「信頼できない報道をシェアしない」というムーブメントの意図と、「見たくないという自分の気持ち」が ごっちゃになってしまったために、個人の感情をぶつけてしまうといった現象がありました。

見たくないという気持ちを持つのは当たり前ですし、皆さんそうだったと思います。
その上で、つらいけれど、アミへの言葉を受け止めて、翻訳してアミ仲間に伝えてくれた方々もいます。

見るに堪えないので見ない」という選択も、「しっかり見て受け止める」という選択も、どちらもご自身が選択したことであれば、どちらも正解。人それぞれで良いと思います。

自分と同じ選択を、他の人にもしてもらいたくなった時は、逆に「相手の人が自分にそうしたらどう思うかな?」と考えてみるのも良いです。

人間は感情の生き物なので、感情で動きたくなる性質を持っています。
なので一度、他者視点モードに切り替え、「客観的に 自分の気持ちを見てみる」、その上で「ユンギさんのために、どんな行動を取るが1番良いのかな」と、考えるのが良いと思います。

「冷静に、取るべき行動を選択する」「人の選択を尊重する」ことを、自戒も込めて、やっていければ良いな、と思います。

アミたちが今、このように争ったり、誰かを批判してしまったりすることで一番悲しむのは、やはりユンギさんだと思うので…。

ファンダムに限らず、何かのピンチの時に限らず、
普段から「違う意見の人を尊重しよう」という気持ちでいると、自分の世界も広がるし、良い議論に繋がっていきますよね!

※ただし、「ファンを装ったアンチ」は、アミではありませんので、誹謗中傷を見かけたら 速やかにXへ報告、で良いでしょう。

まとめ

BTSのファンダムは大きいので、様々な人がいます。でも、私は、それが良いところだな、と思っています!

(個々を尊重しながら)ファンが一致団結するのも、もちろん大きな力になります。

今回のように、アーティストを守ることでもそうですし、
例えば「V’s BIRTHDAY PROJECT ガザ人道危機緊急支援」のように 人道支援にも寄与したりと、ファンダムは、本当に素敵な繋がりですし、大きなムーブメントを起こす力を持っています。

そして、色んな考えの人がいることも、時には、喧々囂々、活発な議論が起きることは、実はとても大切なことなんですよね。
逆に、全員が同じ方向に向いて走り続けてしまうことって、危険なことなんです。

色んな意見が飛び交うのは、団体としては 健全な証拠です!


また、人ではなく、事象にフォーカスするならば、
メディアの在り方の問題が 浮き彫りになりましたし、交通安全(キックボードの規定が分かりづらい)についても改善していく(日本にも似た問題がありますよね)議論も生まれました。

最後に。
今、ユンギさんも、見守るアミも、大変な状況だと思います。
ですが、今回、アミの愛や助け合い、そういったこともたくさん感じられて、ファンダムのことがさらに好きになりました。
人間、誰しも間違いはあり、どんなユンギさんのことも受け止めて、変わらず応援する、というアミの皆さんが大好きです。

もちろん、私も変わらず、ユンギさんのことを応援しています。

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