SUGAさんと小室哲哉さんが、坂本龍一さんの思い出を語り合う、貴重な神回とは

当ページのリンクには広告が含まれています。
広告

2023年6月9日に放送された、BTSのSUGAさんがパーソナリティをつとめたオールナイトニッポンで、SUGAさんと小室哲哉さんの対談が実現し、3月にご逝去された坂本龍一さんとの思い出を語り合うシーンがありました。

番組内では、お2人は、どんな思いを語られたのでしょう。

目次

坂本龍一さんがフィーチャリングした楽曲『Snooze』とは

Xより

坂本龍一さんは、SUGAさんの楽曲に参加されています

Agust D(SUGAさんのソロ活動名)の曲で、SUGAさん作詞作曲の『Snooze』に、坂本龍一さん、キム・ウソンさんがフィーチャリングされています。

この曲は、夢に向かって努力している人たちへ、疲れ果てた時には、少し休んでもいいよ、
いつどこにいても、僕は君たちを応援しているよ、
大変だろうけど、全て良くなるよ、と、温かく語りかけています。

SUGAさんは、この楽曲について、こう話されています。

それと、あの曲は必ずしも僕自身のことを歌っているわけではありません。歌詞を聞けば多分お分かりになるでしょう。僕の後に続くアーティストのことはもちろん、坂本龍一さんの作品に心の平穏を見出してきた世界中の人々のための曲です。

出典:Rolling Stone Japan 2023.5.14 より

Snooze』は、Agust D(SUGAさん)のアルバム「D-DAY」の9曲目に収録されています。

SUGAさんが語る、坂本龍一さんとのエピソード

ピアノを弾くSUGAさんを優しく見つめる坂本龍一さんの写真
(出典:’SUGA: Road to D-DAY’ Official Trailer より)
Disney+公式YouTubeより

『Snooze』を聴いて、涙した小室さん

小室哲哉さんは、「僕は(坂本龍一さんを)教授、と呼んでいるんですけど」
「(コラボ曲を聴いて)涙が出てきちゃいましたね。聴かせてもらって。
でもすごく、何だろうな、教授らしいし、レコーディングの時、SUGAくんと何を話していたか、聞いてみたい」と
坂本龍一さんに思いをはせながら、SUGAさんに尋ねます。

SUGAさんと坂本龍一さんの対面

SUGAさんは、坂本龍一さんと対面した時のことを、このように話されています。

〝本当に幼い頃から大好きなミュージシャンでした。
一緒に曲作りをしようと思ってお会いしたわけではありませんが、
坂本さんもバンド活動の後、映画音楽を作るようになりましたよね。
僕にも、映画やドラマのオリジナルサウンドトラックのオファーが来ているんですが、アルバムを作っていたので、断っていました。

でも今またたくさんのオファーが来ているんです。
だから一度お会いして、どんなキッカケで人気のバンドから映画音楽の世界に移ったのかを聞きたかったんです。
僕はミュージシャンと話をするのがすっごく好きなんですよ。
僕が、とても尊敬する坂本さんと、音楽の話が出来たらいいなぁと、お会いすることになったんですが、
その当時、『Snooze』という曲を作っていて、聴いて頂いたんです。

幼い頃から、こんなキーボードラインを作ってくださったらいいなあと、思っていたんですが、
快く、引き受けて下さったんです。

実際、作業にあたり、とても体調が悪かったので、無理しないで下さい、とお伝えしたんですが、入院中に作業して、曲を送って下さって、本当に感動しましたし、とても、ありがたかったです。
そこまでして下さるなんて、簡単なことではないですよね。

本当に素敵なかた、とてもかっこいいミュージシャンで、一度しかお会いしたことはありませんが、旧知の仲のようで、気楽でした。
その雰囲気や空間、そして僕の音楽に対する哲学と考え方がとても似ていたので、本当に驚きました。″

BTS SUGAのオールナイトニッポンGOLD 2023.6.9 より

小室哲哉さんと坂本龍一さん

小室哲哉さんは、坂本龍一さんと交流があり、ご一緒に楽曲を作成されたこともありました。
『VOLTEX OF LOVE』は、作曲・編曲ともに、坂本龍一さん、小室哲哉さん。
1995年11月にリリースされたアルバム『avex dance Matrix ’95 TK DANCE CAMP』に収録されています。

Xより


坂本龍一さんの娘さんでミュージシャンの坂本美雨さんは、7歳の頃からTMNETWORKの音楽を聴き、小室哲哉さんのファンだったのだそう!
2017年には、坂本美雨さんと小室哲哉さんは、コラボで、上海でコンサートを開催しています。

先月、小室哲哉さんは、坂本龍一さんについて、インタビューで、このように話されていました。

〝憧れて、ひたすら劣等感を感じ続ける。僕にとって教授(坂本さんの愛称)はそういう存在でした。「こう来るんだ」「今度はそう来たか」と、これほど意識させられ、感情を揺さぶられた人はいない。ただ一人、飛び抜けた存在でした。″



〝憧れるばかりで、共通することはあまりないかもしれないけど、1990年代にインターネットが普及する少し前、「これから音楽配信が来る」と話したのを覚えています。教授は「僕は行くとこまで行こうと思う」と言ってた。僕も全く同じことを考えていた。時代に対する感覚や認識、音楽の進化の予見に関しては、すごく似た考えを持っていたと思います。″

出典:朝日新聞デジタル 2023.5.28 より

坂本龍一さんが、SUGAくんと繋いでくれた、と…

オールナイトニッポン公式Xより

SUGAさんにとっても、小室哲哉さんにとっても、坂本龍一さんは特別な存在であり、憧れのひとなのですね。
そして、お2人とも、坂本龍一さんとご自身の、哲学などの共通項を感じていることが、伝わります。

オールナイトニッポンGOLDで、アシスタントをつとめた古家さんは、楽曲『Snooze』について、
「本当にあの、びっくりするようなニュースが入ってくるタイミングで、リリースも重なった、よりこう、運命的なものを感じる作品なのかなぁ、って」と表現していました。

https://twitter.com/furuyamasayuki0/status/1664544903525969922
古家正亨さん公式Xより


小室さんも「そうですね。こうやって(SUGAくんと)繋いでくれたのも、教授のおかげもあると思うので。すごく色んな意味で大切な曲になりましたね。」と…

坂本龍一さんが、繋いでくれたご縁、そして、お三方それぞれ違う魅力がありながら、共通項があることも、不思議で、素敵ですね!


放送内では、「昔FANKS、今ARMYです!」という、ファンからのコメントが寄せられていましたが

幼い頃、YMOを聴き、
ティーンネイジャー時代、TM NETWORKを聴き、
今、BTSの音楽を聴いている、というかたも多いのはないでしょうか ♡

「FANKS」とは小室哲哉さんの参加する TM NETWORKのファンの名称で、
「ARMY」は、BTSのファンの名称です。

「YMO」は「イエロー・マジック・オーケストラ」。1978年に結成された、坂本龍一さん、細野晴臣さん、高橋幸宏さんの音楽グループです。

広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次