ラウなのファミリー動画「虐待」ではない理由5つ!インロック対策のご紹介も

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家族ユーチューバー「ラウなのファミリー」に対して、いま、誹謗中傷が寄せられています。

お子さんが車に閉じ込められ、救出までの過程を撮ってYouTubeにUPしたことが原因となり、それについて「虐待」ではないか、という声がたくさんあがっています。

ネットニュースでもSNSでも、あまり詳しい事情が語られずに「炎上動画の画像」だけが一人歩きし、誹謗中傷の原因となっていました。お子さんに対しての悪口まで書き込まれる事態に。

客観的に見て実際にどうか、ということを、この記事ではお伝えしたいと思います。

目次

なのはちゃんが車に閉じ込められた経緯

「ラウなのファミリー」について

「ラウなのファミリー」は、5人家族のYouTuberさんです。

普段は、YouTubeで、ラウトくん、なのはちゃん、ふわりちゃん、3人のお子さんの、ほっこりな日常をUPしてくれています。

なのはちゃんが車に閉じ込められてしまった経緯

この日、パパは、なのはちゃん・ふわりちゃんを連れて、ラウトくんの幼稚園にお迎えに行くところでした。

なのはちゃんを車に乗せてから、ふわりちゃんを乗せようとしたその時、なんと、なのはちゃんがリモコンキーを押してしまい、車に鍵がかかってしまいます。

パパは色んな人に連絡を取り、なのはちゃんを励ましながら、何とか解除ボタンを押せるようにと、「そこのピカピカ光ってるところ押して!」などの方法を呼びかけます。

そしてなのはちゃん、何とか自分でリモコンキーの解除ボタンを押すことができたそうです。すごいですよね。

しかし、ドアロックは解除されませんでした。

おばあちゃんが駆けつけ、整備士さんを呼び、整備士さんによってドアが開けられ、無事に救出されました。

「虐待」ではない理由

多くの誹謗中傷が起こる事態に

ストップ!いじめ・誹謗中傷 (出典:photoAC by Hades Free素材より)
(出典:photoAC by Hades Free素材より)

なのはちゃんが泣いている姿が痛々しかったため、ラウなのファミリーのYouTubeのコメント欄でも、SNSでも、「虐待」している!という声や、ご夫婦の人格否定までする人々もいて、一斉に、誹謗中傷のコメントを書き込む事態となってしまいました。

その攻撃は今も続けられ、本件と関係のない動画にも、ご夫婦のXにも、Instagramにも書き込まれています。

「虐待」だったの?そうではない理由

では、この件は、「虐待」だったのでしょうか?

前述の通り、なのはちゃんが閉じ込められてしまったのは、パパが目を離しているすきに起きてしまったこと。

わざとではありません。

パパなりに、精一杯出来ることをしていた

小さいお子様がいらっしゃる方は分かると思いますが、実は、どんなに普段、気を付けていても、こういうことは本当に良く起こります。子どもたちは好奇心旺盛です。

親御さんがベランダに出ている時に、お子さんが鍵を閉めてしまったり、さーっと飛び出していってしまったり。

昨日まで出来なかったことが、今日は出来るようになって、思わぬことをしてしまったり。

パパもびっくりしたことでしょう。ただ、動画を見る限り、パパはパパなりに、精一杯できることをしていました。

「JAFをなぜ呼ばなかったのか」

JAFに関しては、このご家族には以前、JAFに長時間待たされた経験がありました。

むしろ早く助けたいからこそ、整備士さんに連絡したのだと思います。

「窓を割れば脱出できるのに」

車の窓ガラスは、フロントが合わせガラス、ドアが強化ガラスとなっており(一部の車種を除く)、簡単に割れない構造になっています。

車の窓を割るためのハンマーを使って、ドアガラスを割る方法はありますが、ご存知なかったのかもしれません。

ハンマーを車に常備していたとしても、インロックで取り出せない状況にあったとも考えられます。

また、車のドアガラスが「合わせガラス」だった場合は、ハンマーでも割れません。

「大変な時に、動画を回すなんて」「YouTubeにUPするなんて」

今回「動画を回した」ということが、1番、ネットユーザーを刺激し、多くの誤解を呼びました。

パパが、動画の撮影を始めたのは、色んな所への連絡を済ませた後だったそうです。なので、閉じ込められてしまったのを始めから撮影していたわけではありません。

パパは、「実況」のために動画を回していたのではありませんでした。助けが来るまで動画を回しながら、なのはちゃんに「そこのピカピカ光ってるところを押してみて」と何とか開けられる方法を探ったり、「大丈夫、大丈夫」と、何度も励ます声かけをしていました。

動画をUPしたのは、パパ自ら、注意喚起のためであることを説明していました。

実際にパパさんは「鍵は肌身離さず持っていてください」と呼びかけています。

しかし、多くのユーザーにとって「閉じ込められてしまった なのはちゃんが泣いている」という映像のインパクトが大きく、ショッキングだったため、おそらく パパの説明が耳に届かなかったのだと思います。

この動画を見て、怒りたくなる気持ちは、解ります。

しかし、パパさんは、パパさんなりに精一杯できることをしています。助けを呼べたので、じきにドアを開けて助けることができる、と安堵できたのでしょう。そのとき初めて、インキーの危険性を、同じ子育て中の人に伝えなくちゃ!と思い立ったのだと思います。

整備士さんに連絡がつくまでは、ネットユーザーの皆さんの言う通り、パパさんも動画どころではありませんでした。

他の動画も、見てみて!

「ラウなのファミリー」を、ニュースで初めて知った方も多いと思います。

ニュースやSNSで「炎上」の部分だけを知り、「虐待してたの?」と受け取ってしまった方も多いでしょう。

しかし、ニュースやネットの噂は、この件に限らず、実際にどうだったのか、という事情までは掘り下げないことが多いので、簡単に信じない方が良いです。

「ラウなのファミリー」の、他の動画を、ぜひ見てみてください。

パパさん、ママさんが、子どもたちの日常を記録されているのですが、子どもたちへの愛情がめちゃくちゃ伝わってきます。

それから、「この件の動画」にしても、本当に「虐待」のつもりで撮ったのならば、これを公開は、しないのではないでしょうか。

しかし、批判が集まったことでパパさんは「今回は不快な思いをさせてしまって本当にすみませんでした。」と謝罪し、動画を削除されています。

インロックの対策は?

Yahoo!ニュースのコメント欄に、注意喚起のコメントを寄せてくださっている方がいました。

昔、整備士やってたとき、月1ペースでインキーの依頼ありました。

昔はピッキングツールで対応できたり、窓の隙間から道具を仕込んだり、ドアの上部に風船状のモノを入れて隙間を作ったりなどで作業が出来ましたが、最近の車はピッキングツールでの対応が出来ないキーシリンダだったり、窓からでは作業が出来ない構造だったり。

そして「持ち歩くのが1番」ということも、注意喚起されていました。

インキー(インロック)の依頼は多いんですね!

パパさんが注意喚起した通り、普段からの備えや知識が必要だと思いましたので、ここで紹介していきます。

鍵を持ち歩く

パパさんも、「自戒を込めて」と仰っていた通り、「車の鍵は持ち歩く」これが、1番のインロック予防対策ですね。

スペアキーを持つ

大人でも、ついうっかりインロックしてしまうこともあります。

そんな時、スペアキーがあれば、ドライバーが開けることが出来ますよね。自宅の駐車場であれば、自宅にスペアキーを取りに帰れます。

出先でインロックを防ぐなら、いつも持ち歩くバッグの中に常備しておく、という対策もありますね。

もしも、そのバッグごとインロックされてしまった場合は、JAFなどのロードサービスを呼びましょう。

窓ガラスを割るアイテム

前述の通り、車の窓は、簡単に割れない構造になっています。

そんな時、緊急脱出用のハンマーが役に立ちます。

今回のように、車内に閉じ込められた時、冠水した道路で 水圧によりドアが開かなくなってしまった時にも、ガラスを割って脱出するための大切なツールです。

ただし、「合わせガラス」は、ハンマーでも割れません。
一部の車種のドアガラスは、フロントガラスと同じく合わせガラスを使っている場合があり、割ることが出来ません。乗っている車の車種のガラスについて、予め調べておきましょう。

また、ハンマーについては、GSマークが付いている商品を購入しましょう。

GSマークは世界で認知されているマークです。ドイツの製品安全法(ProdSG)にもとづいて検査され、安全基準が満たされています。(参考:jms匠の一問一答集

【緊急の場合】119番へ

これまでは備えについてご紹介してきましたが、実際にインロックされてしまい、今回のように自力でドアが開けられないお子さんが閉じ込められてしまった場合、速やかに消防(119番)を呼んで下さい。

JAFに連絡

緊急でない場合は、 JAFに連絡しましょう。

ラウなのファミリーのママさんが伝えていたように、 JAFは、すぐに来られないケースもあります。

JAFの会員は、インロック対応は無料で行ってもらえますし、会員でなくても、有料で対応してもらえます。

加入している任意保険のロードサービスも、調べておきましょう。

親御さんが、1番ご自身を責めている

ひざを抱えている人
(出典:free素材 pexels-mart-production)
(出典:free素材 pexels-mart-production)

「知らなかったこと」は「悪いこと」ではない

今回、SNSの書き込みには「何でガラスを割らないんだ」「JAFを呼ぶべきだろう」というコメントもたくさんあり、胸が痛みました。

ごもっともな意見でも、こういう時、1番ご自身を責めているのは親御さんです。我が子に対して申し訳ない、と思う気持ちと、これについて学んでおかなかった自分を責めてしまいます。

そういった状態である親御さんには、どうか、あたたかい声をかけてください。

親が、いつも充分に、気を付けているのは言うまでもありませんし、これについて知らなかったのは、誰も悪くありません。

感情は、客観的に見ることが出来る

手でつくったハートの形 (出典:Free素材Pexelsより by Jasmine-Carter )
(出典:Free素材Pexelsより by Jasmine-Carter )

もし、動画を見て、なのはちゃんがかわいそうだ!と、パパさんに対して怒りで一杯になってしまった方がいらしたら、なのはちゃんのことを思い浮かべてあげてください。

このパパは、貴方が今大切に思っているなのはちゃんが、大切に思っている人です。

そのパパに対してひどいことを言う、ということは、なのはちゃんの大切な人を傷つけてしまうということ。

なのはちゃんのために、どうかお願いです。

パパさんは、真摯に、様々な批判の声も受け止めていらっしゃいます。どうかあたたかく見守って差し上げて下さい。

もし、怒りでいっぱいになってしまい、心無い書き込みをしてしまった、という方は、今からでも消してさしあげてください。

心無い書き込みとは、「このYouTubeチャンネルへの意見」ではなく、ご夫妻の人格否定や、お子さんについての悪口、罵倒などです。

「意見」とは、冷静に、建設的で皆が幸せになれる提案をすることで、決して、相手を責めることではないですよね。

もし「許せない」という気持ちでいっぱいになっている方がいらしたら…

人間には「処罰感情」といったものが備わっています。そして「叱る」ことがエスカレートしていくのはアディクション(依存症)に似ているメカニズムであることも、研究で分かっています。

こういった感情を持ってしまうことはあるけれど、感情はコントロール出来ます。

もしも、怒りたくなってしまった時、怒ってひどいことを言ってしまった時、少し立ち止まって「あ、今 私の中では“処罰感情”が働いているのだな」と、自分を客観的に見ると、冷静になれます。
最初は難しくても、自分の感情を客観的に見ることを意識していくことで、徐々に、自然と出来るようになってきます。

誹謗中傷のコメントを書き込む手は、止めることが出来ます。消すことが出来ます。

なのはちゃんやお子さんたちのためにも、消して差し上げませんか?

以下は、私の好きな俳優、松田悟志さんの言葉です。

本件とは関係ありませんが、「誹謗中傷」が起きてしまうメカニズムは同じなので、ご紹介したいと思います。

「中傷したことを謝らなくていいから新しいポストを打ち込む指をとめてください。

それだけで救われる親子がいます。 今その指をとめるだけでいい。」

「誰かの身に起こってることはたまたま誰かの身に起こってることであって、あなたが特別だからあなたに起こらなかったことではありません。 そこの勘違いを一旦横に置いてその指をとめてください。」

「SNSの使い方は人それぞれであるべきですが、それは『人を傷つけなければ』という前提に立っていないと流れがおかしくなってしまいます。」

松田悟志さんXより

これは、松田さんが、実際に起きた心無い誹謗中傷に遭った方を守るため、投稿してくれたポストの抜粋です。

私も、自戒を込めて、そうならないように、心に留めたいと思います。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • (保護責任者遺棄等)
    刑法218条 老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、3月以上5年以下の懲役に処する。

    子どもや寝たきりの方などに食事を与えない、家に入れないことや、暑い日や寒い日に冷暖房を付けず車や家に放置する行為のほか、泥酔していて車に轢かれたり凍死したり誤嚥で窒息したりする可能性のある者を路上で放置したりするような行為は、遺棄にあたります。

    「児童虐待の防止等に関する法律」(平成12年法律第82号)の第二条では、「保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう。以下同じ。)がその監護する児童(十八歳に満たない者をいう。以下同じ。)について行う次に掲げる行為をいう。」と、児童虐待の具体的な内容が記載されています。

    そのなかで車内置き去りにあたるのが、第三項の「児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。」です。

    車内放置そのものが具体的な虐待の内容とはされていないものの、長時間の放置、監護を著しく怠ること、に該当するため、児童虐待になる可能性があります。児童虐待防止法のなかで具体的な罰則はありませんが、車内に子どもだけを置き去りにすると「刑法第218条|保護責任者遺棄等罪」で、3か月以上5年以下の懲役に課せられることもあります。

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