【炎上】「虎屋の羊羹をもらった駐在員妻」には怒る理由があった?!(解説します!)

当ページのリンクには広告が含まれています。当サイトは広告収益によって運営されております
広告

「欧州に暮らす駐在員の妻」アカウントが、夫がもらってきた虎屋の羊羹に激怒、その声をXに投稿し、「炎上騒動」となりました。しかし、この「妻」さんにも、ちゃんと怒る理由があったのです。

Xの意見で多かったのが、「お土産を頂いた人・頂き物に対して失礼」というものでした(彼女に対しての「誹謗中傷」はカウントしていません)が、それはごもっともです。

けちょんけちょんに言われてしまった羊羹と得意先の人は、もちろん何も悪くありませんが、なぜ、彼女は けちょんけちょんに言わねばならなかったのか、というのを解説したいと思います。

「要らない頂き物をどうするか」についても提案します!

目次

「虎屋の羊羹 炎上騒動」の経緯

先ずは、ご存知ない方のために「虎屋の羊羹 炎上騒動」の経緯を共有しておきます。
(ご存知の方は、目次から次項へジャンプできます。)

2025年8月20日 朝「欧州に住む駐在員の妻」アカウントが、虎屋の羊羹を「絶対に喜ばれない土産No1」と、Xに投稿。

夫が得意先の方から頂いた 日本土産だとし、
「虎屋の羊羹は駐在者には喜ばれない」
「日本のデパ地下で流行っているものが基本」
「相手の立場で考えろ」等、怒りの心情を吐露。
2025年8月20日その後、この投稿がXユーザーに広まり、
「人様から頂いたものに対して、失礼だ」
「虎屋の羊羹の価値が解っていない」等の意見が殺到した。
2025年8月20日 夜19時以降「駐在員の妻」アカウントが「昼ごはんの時にTwitterみたら、羊羹のツイがバズっててビビった。批判コメントで。」と投稿(19:29)。

その後すぐ、当該ポスト(虎屋の羊羹に関する投稿)を削除。
2025年8月21日 午前「駐在員の妻」アカウントの方が、アカウントに鍵をかける。

(※この方が、当該ポストを削除した後に投稿した、羊羹とは全く関係ない投稿に対し、リプ欄にひどい誹謗中傷が集まっていました。
筆者が、誹謗中傷はやめるようリプ欄の人々へ向けて 書き込みをしようとした時、ちょうどアカウントに鍵がかかりました。

「意見」ではなく「誹謗中傷」は、名誉毀損罪や侮辱罪などにあたる可能性があります。

その後も ネットニュースとなり、「虎屋の羊羹構文」がネットミームになるなど、話題が続いています。

【「虎屋の羊羹構文」ネットミームについて】
「私、怒ってます。 旦那が持って帰ってきた日本からの出張者からの土産。(得意先の人)高級なのはわかる。 でも、○○は駐在者に絶対に喜ばれない土産No1。 あなたの奥様や娘さんが、これもらって喜びますか? 相手の立場で考えろ!」と、定型文の「○○」部分に商品名を入れて、その商品を紹介する、というのがネットミームとなっています。
(ハッシュタグは、#とらやの羊羹)

多くの人が、世間でよく言う「レア商品」、希少価値のあるものであったり、自身の宝物であろう商品の写真などをUPし、紹介していました。
好きなお菓子や、地元の名産品を挙げる人も。

なぜ、「駐在員妻」アカウントは「虎屋の羊羹」に怒ったのか?

確かに、頂いた商品の写真を掲載して「駐在者に絶対に喜ばれない土産No1」と発信したり、お土産を買ってきて下さった方に対して「(こんなお土産を買ってくる人は)仕事できない。相手の立場で考えろ」と言うのもまた、「相手の立場で考え」ていないよね、という気持ちになります。

一方、「気持ちは解る(頂いた人を責めるのは良くないが)。」という意見も。

そこで、ここで立ち止まり、「相手の立場で考え」てみようと、思います。

羊羹のイラスト (出典:Free素材 illustAC)
(出典:Free素材 illustAC)

行動には、必ず「原因」があります。
なぜ、「駐在員妻」とされるアカウントの方は、そんなにも「虎屋の羊羹」を頂いて、激怒したのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。

「限界効用逓減の法則」

次の意見は、Xより。

「たとえ虎屋の羊羹でも、毎年もらってみると解る。最初の1年目は大感激、2年目は嬉しい、3年目はいい加減飽きた、4年目はもう要らねえよ、になる」
(参考:Xより要約)

「限界効用逓減の法則ですね」
(参考:Xより要約)

「限界効用逓減の法則(げんかいこうよう ていげんのほうそく)」とは、消費量が増えるほど、追加で消費した分から得られる満足感が減少することです。

「頂き物」の大変さ

「毎年 同じ物をもらうので、ありがたみが半減」これは解るけれど…
ならば「(会社やご近所などに)配れば良いのでは?」というご意見も多くありました。

それでは、これについて、実際にどうなのか、を見ていきましょう。

  • 「駐在員妻」アカウントは、以前(2025年4月)にも、同じような投稿をしていました。
    その時は、「京都の老舗の砂糖菓子」「ゼリーか羊羹かよく分からないゼリー菓子」で、「美味しくないし、もらっても嬉しくない」と書かれていました。
  • 今回(2025年8月20日)の投稿には羊羹の他、「佃煮、塩昆布、お茶、1か月ほど放置して、全てゴミになります。」とも書かれています。(※このポストは、現在削除されています。

このことから、頻繫にお土産を頂くご家庭であることが解ります。
特に、羊羹などの和菓子、佃煮、塩昆布、お茶は、しょっちゅう頂いているようですね。

ここで、「え!いいな」「羨ましい」と思われた方と、「うわぁ、大変だなぁ…」と思われた方と、意見が分かれたと思います。

確かに「頂き物」は、ありがたいものなのですが、それがしょっちゅう、というのは、実は なかなか大変なことでもあります。

これ、しょっちゅう頂き物があるご家庭の「主婦・主夫」であれば、「解る!」という方も多いのではないでしょうか…

「大変」と言うと、「何を贅沢な!」と思われるかもしれませんが、そこには理由があります。

  • 家庭では、消費しきれない
  • 「おすそ分け」もまた、相手に負担をかける(「お返し」問題)
  • (アレルギー含め)食べられないものである
  • 好みのものではない・好みであっても飽きる
  • 消費するまで他のものが買えない

誰でも「食べ物を捨てる」ことには、気がとがめますよね。
食べきれない量が出てきても、「残すのが悪いから」と、ついつい食べ過ぎてしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。
これは、身体に良くないですし、同じ食材ばかり使った料理を出すのも、栄養が偏ってしまいますよね。

では、おすそ分けすれば良いのではないか?
はい、とても良いアイデアだと思います。
先ず、誰でも一番最初には、職場やご近所におすそ分けをします。

しかし、おすそ分けした後日、その方からは「お返し」を頂くことになります。
たとえ「お返しは要らないよ」と言われても、「お返ししなくっちゃ、それが礼儀」という考えもまた、多いんですよね。

筆者も以前、たくさん頂いたお野菜を、ご近所さんに「おすそ分け」していたのですが、
「お返し(それも、お忙しい中、お金を使って買ってきて下さるので…)」のご負担をかけるため、おすそ分けをやめた経験があります。

気軽に、お互いに、お返しなしでやり取りのできる相手となら、おすそ分けも喜ばれるのだと思います!

この「駐在員妻」さんのように、頻繫に同じもの(羊羹やお茶などの定番品)を頂くことが多いご家庭では、ご近所やパートナーさんの職場に「頻繫に同じものをおすそ分け」することもできませんよね。
「ゴミになります」という文章の裏には、「実は、駐在員は定番商品を頂くことが 本当に多いんです。ゴミにしたくはないので、送らないで」という気持ちが込められているように思います。

食べきれない量を頂いてしまった場合は、どうすれば良い?

では、実際に消費しきれない量の食べ物を頂いた時、どうすれば良いのでしょうか?

その解決方法は、あります!

家族に送る・持っていく

(同居ではない)家族になら、要るかどうか、あらかじめ聞いてから、持っていく(送る)ことができますよね。

ただ、お金の面だけでいえば、「送る運賃の方が、中身よりも高くつく」という場合があると思います。
これは本当に、ご無理をなさらず、できる範囲で、ですね♡

フードバンクなどに寄付をする

フードバンクとは、生活困窮世帯や福祉施設へ食糧支援を行っている団体(またはその活動)です。

食品ロスを防ぐと同時に、食糧支援ができる、一石二鳥の「食の社会インフラ」と言われています。

「食品を、頂き過ぎて困っている」という方は、問い合わせてみると良いでしょう。
(賞味期限が2~3か月以上あり、常温保存可能な食品、飲料など。)

寄付の受付けは、法人向けと、個人向けがありますので、
個人向けの窓口に問い合わせてみてください。

(例)
フードバンク埼玉 個人向け窓口
フードバンクかながわ 個人向け窓口

また、お近くに 子ども食堂があるようでしたら、聞いてみてください。
個人からの寄付を受け付けている場合もあります。

関連記事

広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次