チェ・ジョンヒョプ、留学時代の辛かった経験が演技の糧に!銃声が聞こえる怖い所&ゆったりした良い所だった

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人気俳優 チェ・ジョンヒョプさんは、タイに1年、南アフリカに4~5年、と、学生時代の多くを外国で過ごす経験をしています。

確かに…ドラマ内で英語が堪能でしたし、日本語習得も早かったですよね!

留学時代、ヒョプさんは、どんな留学生活を送っていたのでしょうか?

今回は、ジョンヒョプさんの 南アフリカ留学時代のエピソードをお伝えしていきます。

目次

ジョンヒョプさん、南アフリカでの留学生活はどうだったの?

両親の知人の家でホームステイをしていた

フライト中の飛行機の翼 (出典:Free素材 pexels- Jess Bailey Designs より)
(出典:Free素材 pexels- Jess Bailey Designs より)

1人で、遠い南アフリカに留学したチェ・ジョンヒョプさんは、ホームステイをしたり、両親の知人の家に住んだりしていました。

南アフリカの夜の街は「怖い」!けれど、「のんびりして良い街」でもある

夜になると、 外では、銃声や悲鳴が、よく聞こえてくるのだそうです…。

学生時代のヒョプさん、当然 怖かったそうなのですが…好奇心が勝り、夜遅くに一人で外にお散歩に行くこともあったのだとか!

また、ジョンヒョプさんは、(怖いけれど)のんびりしている街でもあると言います。

‟현지 분들이 여유가 넘쳤어요. 급하게 운전하는 분도 없고, 다들 먼저 가라고 양보를 하세요.”

뉴스에이드 / ニュースエイド 2020.2.22

地元の人たちは余裕があって、急いで運転する人もいないし、みんな先に行くように譲ってくれます。(和訳)

ある時、韓国の人気テレビ番組、MBC「無限に挑戦」・SBS「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」が観たいと思ったジョンヒョプさん。

ダウンロードしようとしたら、インターネットの速度が遅すぎて15日かかったのだそうですよ。

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南アフリカの食べ物は どうだった?

南アフリカの食べ物は、ジョンヒョプさんの口にあったのだそうです。

(ジョンヒョプさん)現地の食べ物は、口にとても良く合いました。

朝 登校する前からリブを食べて行くとか。
ビルトン」という、魚を干したジャーキーのようなものがたくさんありました。

(参考:COSMOPOLITAN Korea公式YouTubeより)

「リブ」とは?

牛肉の部位で、リブロースのこと。
肩ロースとサーロインの間、牛の背中にあたる部位です。

肉質がきめ細かく、ジューシー。
肉の旨みをそのまま味わう、ステーキやローストビーフ、焼き肉などがおすすめです。

牛1頭から取れるのは約10キロ程度ですので、「朝からリブ」は、日本の感覚だと「リッチな朝食 ♡」ですよね。

ビルトン」とは?

ビルトン(Biltong)の起源は、17世紀、南アフリカの地に入ってきたヨーロッパ人が、肉に酢と塩を加え、乾燥させて 保存していたのが始まりといわれています。

それが発展し、ビルトンは 南アフリカのソウルフードとも呼ばれています。
材料も、牛肉、鶏肉、魚肉、ジビエなど様々です。ヒョプさんは魚を挙げていましたね。

ビネガーとスパイスで揉み込み、寝かせ、乾燥させて作る伝統的な製法は今も基本ですが、今はフレーバーや 味付けのバリエーション豊富です。

高タンパクで低カロリーなので、大人のおつまみに限らず、お子さんのおやつにも!
タンパク質補給にピッタリです。

南アフリカの「ビルトン」は、欧米でも人気なのだそう!
もし旅行に行かれるかたは、ぜひ召し上がってみてくださいね。

でも、ビルトンをお土産に買って 日本に持ち込むことはできないので、要注意!

外国から日本へのお肉類の持ち込みは禁止されています。

(参考:政府広報オンライン「要注意!海外から肉や肉製品の持込みは禁止!」より)(2024年4月現在)

「ビルトン」オンラインショップ

日本でも、ビルトンを販売しているお店があります。

日本に居ながら試してみたいかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。

ビルトン専門オンラインショップ「Yo(u)s’ Biltong(ヨウズ ビルトン)」さんです。

Yo(u)s’ Biltong(ヨウズ ビルトン)公式サイトはこちらです。

また、COOKPADの「つくれぽ」で、「ビルトン」のレシピを公開して下さっているかたもいます。

湿度の高い日本でも、フードドライヤーを使って作れるレシピでしたよ。

南アフリカの留学の、辛かった経験

実は留学は、ジョンヒョプさんが希望して行ったのではなかったそうです。

中学生のジョンヒョプさん、あるとき「海外旅行に行きたい」とせがんで お母さんと一緒にタイに行ったのだそうです。
が、ご両親は、ヒョプさんを留学させる計画を立てていました。

ご両親は「(ヒョプさんが)勉強が得意な方では無いから、英語を学んできてほしい」との思いだったそうですが…
ヒョプさんは当時、天が崩れるような気持ちだったと述べています。

ヒョプさんは、当時をこう振り返ります。

“태국에서는 국제학교에 다녔는데, 남아프리카 공화국에서는 현지 학교를 다니다 보니까 아무래도 상처를 많이 받았어요.”

매일 경제 / 毎日経済 2020.3.9 より

ヒョプさん「タイではインターナショナルスクールに通いましたが、南アフリカでは地元の学校に通っていたので、どうしても傷つくことが多かったですね。」(和訳)

現地校が つらかったことを明かしていました。

つらかった留学時代、慰めになったことは…

ジョンヒョプさんは、のちのインタビューでも、留学時代の1番つらかった瞬間は、「初めて南アフリカの現地校に行った日」と打ち明けています。

初めは特に 英語でのコミュニケーションが難しく、とても寂しい思いをされていたんですね。

また、留学生活で 1番良かった瞬間を問われると「韓国に帰る1日前」と答えます。

どれだけつらかったか よく解る言葉ですね…

留学中、慰めになったことは、「友だちや家族との電話」だったのだそうです。
電話で、声を聞くことが 1番の慰めだったと、ヒョプさんは振り返っています。

2020年のインタビューでは、「最も大切にしている物は?」との質問に、 ヒョプさんは、「最初に留学した時に母がくれた贈り物のリング」と答えています。
留学先で心細かった時、きっとヒョプさんの御守り代わりになってくれたことでしょう。

(参考:COSMOPOLITAN Korea公式YouTubeiMBC연예 YouTube 2020.2.20 より)

留学は「我が子のため」とのご両親のお気持ちは、充分、解ります。
でも、お子さんの気持ちを優先して差し上げてほしかった…

そうですね。
(留学に限らず、ですが)お子さんの学びたいことを思いっきりさせてあげる方が良いんですよね。

そもそも、決して「勉強」が「不得意」なのではなく、学び方や環境がその子に合っていないだけで、全ての子に「得意なこと」は必ずあります!

ヒョプさんは、2020年のインタビューで、「今はその傷を克服したのですか?」という質問に、「まだ完全に克服したとは言えないと思います」と答えています。

しかし、その頃、つらい中でも、解決策を見つけようと努力したと語ります。

ジョンヒョプさんは、のちに、ドラマ「ストーブリーグ」の中で、留学中の その時の自分と、ユ・ミンホの気持ちを重ね、演技されていたそうです。(参考:매일 경제 / 毎日経済 2020.3.9 より)

ドラマ「ストーブリーグ」の中で、ジョンヒョプさん演じたユ・ミンホは、「イップス」で苦しみますが、コーチと仲間の励ましで、乗り越えていくことが描かれています。

(※「イップス」とは、心の葛藤により、筋肉や神経細胞などに影響を及ぼし、スポーツや演奏等で思い通りのパフォーマンスができない心理的症状です。 参考:イップス研究所

【ご参考】
チェ・ジョンヒョプさん出演ドラマについて(2019年~2021年の作品 / 「ストーブリーグ」他)

俳優になったきっかけが「南アフリカ留学経験」でのオファー

ヒョプさん、南アフリカで一人で勉強していて、「これは僕の道じゃない」と気付き、やりたいことを考えるため、しばらく放浪していたんですって。

そして、ご縁があり、モデルの道へと進みます!

当初は、俳優志望ではなかったジョンヒョプさん。

しかし、この「南アフリカに留学していたこと」が、ヒョプさんに転機をもたらします。

「南アフリカで留学していた」という理由で、ドラマのオファーを受けたんです!

“모델 일을 하고 있을 때였어요. 미국 드라마 오디션이었는데, 제가 남아공에서 영어유학 다녀왔다는 이유로 제안받았어요. (연기를) 배운 적도 없고 해본 적도 없었는데, 준비과정에서 재미를 느꼈어요. 그 이후부터 연기에 열정이 생겨서 여기까지 왔어요.”

뉴스에이드 / ニュースエイド 2020.2.22

(ジョンヒョプさん)モデルの仕事をしていた時のことです。
アメリカのドラマのオーディションだったのですが、私が南アフリカに英語留学していたという理由でオファーを受けました。

(演技を)習ったこともやったこともなかったのですが、準備の過程で楽しさを感じました。
それ以来、演技に情熱を持ち、ここまでやってきました。

뉴스에이드 / ニュースエイド 2020.2.22 和訳)

ジョンヒョプさんは、「当時は親に言われるままに、毎日目標もなく与えられたことだけをやっていたので、留学当時は本当に嫌な思い出でしたが、今はとてもありがたい思い出に変わりました。 おかげでここまで来れたからです(笑)」とインタビューで語っています。(参考:뉴스에이드 / ニュースエイド 2020.2.22 より)

オファーにつながったことは、良かったですし、ヒョプさんが つらい中で解決策を見出したことも1つ大きな経験につながったことも確かです。

ただ…オンマ世代の筆者としては、つらかった留学時代に、助けに飛んでいきたかった!

うん、子ども時代に(あ、大人でもそうですが) 過酷な環境は良くないと、脳科学でも解ってきていますよね。

小さな失敗を経験しながら、スモールステップしながら自己肯定感を育んでいくのが良いですよね。

ヒョプさんのこと、これからも応援しています!

【おまけ】南アフリカ、どんなところ?

南アフリカは、豊かな自然に恵まれ、美しい観光地がいくつもあります!

ヨーロッパの国のような街並みが美しいケープタウン、南アフリカ最大の動物自然公園 クルーガー国立公園。

南アフリカはワインも有名ですので、ワイン好きの方はワイナリー巡りもおすすめです。

【2022年に、ケープタウンに日本から留学した方の体験より】

語学学校のスタッフが親切で、他の国のクラスメイトと仲良くなり、多様な文化に触れ、楽しかった。

Uberタクシー(1時間で約1,000円)で観光地をめぐった。

スーパーの店員さんが「リュックは前に持った方が良い」とアドバイスをくれて、優しかった。

(参考:スマ留 南アフリカ留学体験談より)

その通り!日本にいる時より、荷物には気を付けた方が良いですね。
(日本でも、気を付けるに越したことはありませんが…)

※この留学のケースは 4週間。通っていたのは「語学学校」なので、現地校とは違い、同じように留学してくる仲間と一緒に学びます。

語学学校での「お互い英語ができない」前提のもとでのコミュニケーションは、詳細を伝える苦労はあっても、クラスの中にマジョリティ・マイノリティの構図は生まれにくいと思います。

一方、現地校にすでに通っている子どもたちの中に入っていく、というのは違う苦労があります。

そして、まだ学生時代に、何年もその街で「暮らす」という、ジョンヒョプさんの体験とは、また違うと思います。

ヒョプさんが歳を重ねて、留学時代をまた思い返す時、痛みが癒えていますように…と願ってやみません。


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