田中真紀子さんの懐かしい「真紀子節」集めてみた

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先日12月8日、田中真紀子元外務大臣が11年ぶりに永田町で「真紀子節」を炸裂させました。

「国民の言いたいことを、よくぞ言ってくれた!」とスッキリした人も多いはず。

「真紀子節」懐かしい!と思ったかたも、また、現役時代をご存じないお若いかたも、いらっしゃることでしょう。

今回は、懐かしの「真紀子節」、集めてみました!

目次

現役時代の「真紀子節」「真紀子語録」とは?

科学技術庁長官時代の田中真紀子さん
(出典:文部科学省 情報ひろば「歴代大臣」より)
科学技術庁長官時代の田中真紀子さん (出典:文部科学省 情報ひろば「歴代大臣」より)

田中真紀子さんについて

田中真紀子(田中 眞紀子/たなか・まきこ)さんは、故・田中角栄氏の娘で政治家。

真紀子さんの父・田中角栄氏は、元内閣総理大臣(第64・65代)。
日中国交正常化を実現させた。
小学校卒で、努力して政治家になった人。(小学校卒業後は、働きながら、中央工学校夜間部土木科に通っていた)

父が首相在任中は、真紀子さんが事実上のファーストレディの役目を担っていたようです。

1993年の衆院選で初当選、以来、2012年まで政界の表舞台で活躍した(所属は、無所属→自民党→民主党)田中真紀子さんは、科学技術庁長官外務大臣文部科学大臣を勤めました。

真紀子さんの、歯に衣着せぬ、ズバッと切り込む発言は、いつしか「真紀子節」と呼ばれるようになります。

「凡人・軍人・変人」

Xより

「凡人・軍人・変人」は、1998年の流行語大賞を受賞しました。1998年7月に行われた自民党の総裁選を、真紀子さんが「凡人、軍人、変人の戦い」と表現したことから生まれた語録。

「凡人」は故・小渕恵三さん、「軍人」は故・梶山静六さん(陸軍士官学校出身)、「変人」は小泉純一郎さん(当時〝自民党の異端児″と呼ばれていた)です。

「スカートを踏んづけられていたので、後ろを振り返ってみると、言っている本人(小泉)だった」

いっときは「小泉フィーバー」を巻き起こした小泉政権。その「変人の生みの親」であった田中真紀子さんですが、2002年1月30日、外相を更迭されてしまいます。

(小泉首相が真紀子外相に)外務省改革をやっていいと言っておきながら、動こうとすると実際に妨害しているのは小泉首相本人であった、とうったえたのが、この言葉でした。

「総理もそのようにいつもおっしゃっておられて、外務省内のことは自分でやるようにと、確かに私にも何度もおっしゃっておられました。」

「やっていいんだよと。でも総理と意思確認をしないとこれは大変なことになると思うときに総理に、必ず電話なりじかに伺って御意見を伺っています。」

「そうすると、もう総理は、もういい、という感じで、もう外務省でやって、という感じなんですが、でも、そこで、妨害をしている外務省とつながっている人が官邸にいるわけですから、その者を排除してほしいということを私が申しますと、総理は、聞かなかったことにしてくれという話になるんですよ。」


 「したがって、私は、例えは悪いんですが、前へ行って自分で自由にやれ、自由にやれと言うから、動こうとすると、スカートをだれかが踏んづけているので前へ出られないんですよ。それで、だれが踏んでいるのかと思って見ると、言っている本人じゃないかなという思いがずっとしておりました。」

衆議院第154回国会 予算委員会 第14号 議事録 平成14年2月20日 より

「ジジ公(自自公)だかババ公だか」

田中真紀子さんが街頭演説で、この連立内閣を指して「自自(ジジ)公連立だか ババ公連立だか知りませんけどね!」と言ったことから。

自民・自由・公明が連立を組んで誕生した政権を、当時「自自公(じじこう)連立政権」と呼びました(1999年~2000年)。この政権の時に、国旗・国歌法が緊急に成立し、民主党からも「慎重に議論すべき」の声が上がり、世論の論争を呼びました。

「夢を現実にできる。政治も、そうでなければいけないと思いました」

ANN NewsCH(2012.10.9)より

真紀子さんが文科省大臣時代、iPS細胞研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥京都大学教授にお祝いの電話をかけた時(2012年10月8日の夜)の言葉。

「人類の幸せに、日本の研究者が貢献できるというのは素晴らしいと改めて思います。非常に夢のある、夢を現実にできる。政治もそうでなければいけないなと、改めて思いました。

ANN NewsCH(2012.10.9)より

この時、文部科学大臣だった真紀子さんは、山中教授に「内閣をあげて(研究を)支援する」とも伝えました。

「日本が今、何をすべきか。唯一の被爆国として、すぐに核兵器禁止条約を批准するのが喫緊の課題なんですよ」

2019年のインタビューでは、安部政権が「核兵器禁止条約」に署名していないことについて、真紀子節で訴えました。

「トランプ米大統領の顔色ばかりうかがっている安倍さんがいったい教皇にどう向き合うのかと思ったら、『核保有国への橋渡しをする』ですって。よくそんなことを教皇に言うなあと。違うでしょ。日本が今、何をすべきか。唯一の被爆国として、すぐに核兵器禁止条約を批准するのが喫緊の課題なんですよ

毎日新聞 2019.12.10 夕刊より

2019年11月24日、来日中のローマ教皇は長崎を訪れ、核兵器の廃絶を訴えています

核兵器禁止条約に、2023年現在もまだ日本は批准していません。

核兵器禁止条約の署名国・批准国一覧はこちらです。

2023年も「真紀子節」は健在でした!

そして先日(12月8日)も。「真紀子節」は現在も健在でした。2023年12月8日の「真紀子節」会見は、こちらです(ノーカット版)↓

ANNnewsCH公式YouTubeより

会見の内容は、こちらです。

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