またも小池都政にバッサリ!カンニング竹山さん 3年前にも番組で切り込んでいた!

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2024年6月23日放送の「アッコにおまかせ」番組内で、カンニング竹山さんが都知事選に切り込み、称賛の声が広がっています。

竹山さん以外の出演者が全員、小池現都知事を持ち上げる発言をし、これに多くの視聴者が違和感を感じていたのではないでしょうか。その直後、竹山さんが 小池都政をバッサリ!

これに対して、SNSでは「良く言った!」と称賛の声が上がりました。

実は3年前にも、竹山さん、小池都政に切り込んでいたんです。

今回放送の「アッコにおまかせ」の竹山さんのコメントと共に、3年前、竹山さんが小池都政について何をコメントしていたか、についてもお伝えしていきます。

目次

先日(6月23日)の番組内での 竹山さんのコメントは?

6月23日放送の「アッコにおまかせ」の竹山さんのコメント(抜粋です)をさっそく見ていきましょう。

竹山さんのコメント

番組ではその時、竹山さん以外の出演者が全員、小池さんを推す発言一色となっていました。

意見を求められた竹山さん、こう切り出します。

一応ちゃんとこれ、バランス取るために言っとくと

都政のことって、以外と皆さん、あんまり報道も自分からもらいに行かないと無いから、都政でこの8年間、何が行われたかということを良く分かってないんですよね、

小池さんの「答弁拒否」という問題があります。
76%答弁拒否してきたっていうのがあったりとか。
あとマスコミの取材の仕方。リモートで、記者クラブの人だけこう当ててきて、フリーの記者が色々質問したいけど、一切当てないとか、途中で止めて帰るとか。

で今、例えば経歴の疑惑とか。
これ『あるからしょうがないのよ』って言ってるんですけど、いやそうじゃなくて、その過程をぶつけて取材したいっていう人がいっぱいいるのに、そこは一切何も言わないとか。

財政の問題も、8年前自民党がブラックボックスだ、って(言って)始めたんだけど、今、都政がブラックボックスになっちゃった。
何がどうなってるか分からない、っていう。

そこをだから取材したいんだけど取材させてくれないとか。

そういう経緯もあったりして、これおかしいんじゃないかっていう人もたくさんいますし、一方 蓮舫さんの、おっしゃる通りに具体的に見えないなぁって、非常に悩む選挙だと思いますけれど、でも我々ひとりひとりが、何をどう自分で感じて、今後の東京のための未来に入れるかっていうのがすごくこれ、大変な選挙だと思います。

竹山さんの説明や、真剣なコメントに対して、和田アキ子さんは、直後に、こう揶揄します。

立候補したら?

日本のテレビ番組では、こんな時 大体、和田さんの嫌味に対して「笑って終わらせる」のが「慣習」のようになっていますよね。

しかし、さすが竹山さん、そういう「悪しき慣習」には乗らず、アッコさんにキッパリ。

いやいや、立候補とはまた別の話なんですけど

ちょっと今、(スタジオの皆が)小池さんの方になびいたから、「気持ちわりいな~」って言ってる人もいると思うので。

視聴者の気持ちを、ちゃんと汲み取っている竹山さん。さすがですね!
事実、竹山さん以外の出演者の「小池ヨイショ」に対して、この時 違和感を持った視聴者は多く、「竹山、良く言った!」と称賛の嵐でした。

その後は、ジョークも交えながら、竹山さん、こう締めていました。

あと出川さんが「ズブズブ」知らなかったんで。

出川さんは小池さんとズブズブ、俺は小池さんとバチバチです、
だいぶ抑えて言ってますけどね。

【出川さんが ズブズブって?】
この日、出川哲朗さんが都知事選について意見を求められた時、以前 小池都知事が『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』に出演したことを明かし、このようなギャグで応えたんですね。

(出川さん)「小池都知事は、スイカの僕の充電バイクの番組に出てくれたことがあるんで、僕とはズブズブの関係です。」

竹山さんとは対照的に、出川さんは ギャグの手法で、都知事選に関する見解の言及を 完全スルーしました。

「ズブズブ」というギャグを使うことによって、かえって、テレビで意見を言えないんだ…ごめん、といった 出川さんの気持ちが滲み出ていたように感じます。

確かに、小池さんは、2018年に、出川さんの番組に出ていました。

https://twitter.com/tvtokyo_degawa/status/1078202749261471744
出川哲朗の充電させてもらえませんか?公式X

けれど、それはそれ。大切な選挙です。

それに、例えば「信頼関係がある」と「きちんと批判する」はちゃんと両立しますし、それが言えないのは健全な社会とは言えないですよね。(ゆえに、出川さんのことは責めていません。)

都知事候補の蓮舫さんについては?

竹山さんは、番組内で、蓮舫さんの掲げた「7つの約束」については、「具体的な数字が示されなかったことは残念」とも述べています。

竹山さん、ぜひ、蓮舫さんの発信も、見てみてください!

蓮舫さんは、「具体的に都政をどうしたいか」ということは、たくさん発信されています!
テレビなどを鵜吞みにせず、私たちも、双方の候補者の発信について、しっかり見ていこうと思います。

https://twitter.com/renho_sha/status/1802958479831060964
蓮舫さん公式Xより

蓮舫さんは、支援は多様性が大切、色んな生き方を平等に支援していくと発信しています。(子どもがいる・いないに関わらず。)
結婚するカップルも、1人で生きる選択をする人も、1人で子どもを育てる選択をした人も、選択的夫婦別姓ができるまで籍は入れないで結婚生活をしているカップルも、同性パートナーと暮らすカップルも、支援していく、と言ってくれています。

また、都知事選立候補者の会見では、小池都知事が関東大震災朝鮮人追悼式への追悼文送付を止めたことについて、蓮舫さんは「改める(毎年の追悼文送付を、送るようにする)」と明言してくれました。

石神井公園で街頭演説会のあった日の夜も、インスタライブでアクティビストのeriさんとトークし、「一問一答」で色んな質問に答えたり、2人で環境のことについて話したりしています。気候市民会議について、蓮舫さんは「すぐやる!」と言ってくれています。

小池さんはトップダウンだけれど、私はボトムアップでやっていきたい、と言っています。

竹山さんと蓮舫さんのコラボで、小池都政の切り込み見てみたい!ぜひやってほしい!

民主党政権時代の 蓮舫さんの「2位じゃダメなんですか?」の「本当の意味」

小池都知事の「退職金」の問題も指摘

また、「アッコにおまかせ」番組内で和田アキ子さんが

小池知事は、47都道府県の中で給料が1番安いって聞いたけど

と言っていたので、竹山さんが、

給料は半額にしてますけど、退職金の問題とか色々出てますから、真に受けていいか 我々は精査して考えるべき

と、和田さんに 教えてあげる場面もありました。

東京都知事の給与と、小池氏の退職金の問題とは?

確かに、和田さんの言う通り、現在の東京都知事の給与(月額)は、728,000円、47都道府県の中で最下位です。
(参考:総務省 令和5年地方公務員給与実態調査 より)

それにプラスして、ボーナスが、夏・冬共に 1.725月分支給されます。
よって、小池知事への2023年ボーナス支給額は、夏・冬共に 2,122,302円となります。
(参考:東京都 夏季の特別給の支給について東京都 冬季の特別給の支給について

47都道府県の中で最下位となったのには、ワケがあります。

以前は、都知事の給料は、月額145万6000円でしたが、小池さんは「給与半減」を公約に掲げていたため、2016年、都知事の給与を半減する条例案が可決され、現在の月額となりました。

しかし、竹山さんの言う通り、2020年、コロナにより 都の財政事情が苦しい時に、小池都知事は、1期目の任期満了の退職金(34,944,000円)を満額受け取り、批判されたことがあります。
(参考:AERAdot. 2020.11.17 より)

退職金を受け取ること自体は、法律上、何も悪くありませんし、「給与半減」なので「退職金半減」とは確かに言っていません。
が、しかし…コロナで財政が苦しい時であり、何より都民がコロナで仕事を失っていたりするときに「満額」受け取りというのは、批判されても仕方なく、退職金についても、今後の議論が必要でしょう。

3年前にも小池都政をバッサリ!そして東京都からの抗議とは

ところで、3年前、この「アッコにおまかせ」で、竹山さんが小池都政に切り込んだことがあります。(2021年3月28日放送回)

それは、当時の、都知事などが出演した広報動画の制作費についてです。

番組内で、竹山さんが「制作に4.7億円かかってるんですよ。全部じゃないけど、そのうちの一本に4.7億円の税金が使われている」と話しましたが、「4.7億円」が広告費全体の金額だと気付き、「4.7億円は、動画制作費ではなく、広告費全体の経費でした」と、すぐに同じ番組内で 訂正しています。

「すみません」と謝罪もしていました。

4.7億円」は、動画制作費、テレビCM、WEB広告を含む、2020年の5月から9月の広告費の総額です。

つまり…広告費に「合計 4.7億円ものお金を費やした」のは事実!

しかし、訂正したにもかかわらず、竹山さんが間違えた部分に対して、放送の翌日、東京都はTBSとサンミュージック(竹山さんの所属事務所)に抗議文を送っています。

そして当時、この「抗議」は、SNSでも、マスメディアでも「過剰反応」「言論封殺である」と、大きく批判をあびました。

法大名誉教授の須藤春夫さん(メディア論)も、こう見解を述べています。

「行政機関が一個人の発言をとがめるなど、あってはならないこと。自由な言論を制限する由々しき事態です。
特に、都を厳しく批判する竹山氏の発言を制する行為は、『余計なことを言うな』と圧力をかけているように映る。
現場職員の苦労も一定程度は理解できます。しかし、曲がりなりにも首都を預かる行政機関なら、批判をキチンと受け止め、真摯に説明を尽くすべきでしょう」

日刊ゲンダイ 2021.4.1

AbemaTV「カンニング竹山の土曜The NIGHT #135~小池知事は何をした?~」

実は、竹山さんは、「アッコにおまかせ」(2021年3月28日放送回)の前日、この問題を追及していた上田令子都議と会っていたんですよね。

2021年3月27日(土)深夜(2021年3月28日(日) 00:00 〜 02:00)の AbemaTV「カンニング竹山の土曜The NIGHT #135~小池知事は何をした?~」に上田都議と前都知事舛添要一氏が出演、その番組の中で、小池都政の巨額広告費についても議論されています。

竹山さんも、この時に その広告費に問題意識をもち、翌日の「アッコにおまかせ」での発信につながったそうです。

当時の「広告費合計4.7億円」の内訳

2020年の5月から9月までの広告費「4.7億円」の内訳、気になりますよね。

その内訳は、以下の通り。

〇テレビCM(電波料)(令和2年5月7日から9月30日まで)
株式会社博報堂       約1億3,700万円
株式会社電通         約9,400万円

〇Web広告費
(令和2年5月15日から9月2日まで)
株式会社読売広告社     約6,400万円
株式会社アドフロンテ      約700万円

〇動画制作費 8本(フワちゃん動画を含む。)
株式会社I&S BBDO      約1,800万円(一本約225万円×8本)

〇広告に係る予備費
1.5億円
合計 4億7000万円!!

上田令子 東京都議会議員 公式ブログ 2021.4.2 より/公文書(文書質問趣意書5~7Pご参照)に基づく

ちなみに、2020年の1年間の広告費の総額は、11.1億円です。

広告にお金がかかるとしても、その金額が正当なものかどうか、「広報の効果」について、当時、都は 上田都議の質問に応えられませんでした。

都の回答は「データの分析を進めています」だったんですよね。

コロナ禍で頑張っていた都のスタッフさんを責めるものではありません。
コロナで都の財政も都民の生活も厳しい中だったからこそ、やはり「巨額の広告費」についての追及は必要です。

竹山さん、YouTubeでも、都議と共に 小池都政をバッサリ!

2023年~2024年、なんとさらに「プロジェクションマッピング」でもっと巨額のお金が使われることとなります。

これは、竹山さんのYouTubeチャンネル「竹山報道局」で、竹山さんと上田令子都議が解説してくれています!

プロジェクションマッピングの費用は、2年間で 48億5,446万円にのぼります。

(単純計算で)1日 約2,000万円かかる計算だそうです!

48億5,446万円あったら、例えば
ひとり親家庭(約15万世帯)に35,000円、
障害者(73万人)に7,000円配れる計算とのこと。

(参考:竹山報道局 2024.6.8 より)

竹山報道局より

これにはびっくりですよね。

都庁のプロジェクションマッピングのすぐそばで、生活困窮者向けの食料品配布、という対比がよく使われますが、まさに都民の生活がますます厳しくなっている時に、「コロナ禍の巨額広告費」とは比較にならないほどのお金が使われていることに、疑問を感じる人は多いでしょう。

たとえ都民が全員 困窮しない生活を送れるようになったと仮定しても、まだまだ公教育、介護、福祉などに人が足りない・予算が足りない等、他にも喫緊の課題が山ほどありますよね。
これだけの予算があれば…と、どうしても思ってしまいます。

観光学の専門家も、東京都でやることの効果について 懐疑的です。

城西国際大学 観光学部 佐滝剛弘教授
「宿泊客が獲得できないところでこそ、催しとかイベントをやるべきだと思うが、東京は十分潤っていて、オーバーツーリズムになりかけている。」

テレ朝ニュース 2024.6.7

「竹山報道局」では、他にも、小池都政の「粛清人事」や太陽光パネル“義務化”の問題にも切り込んでくれています。

太陽光パネル、何が問題かというと、廃棄・リサイクル対策がまだ無いんです。災害時の水没で感電の危険も伴います。

太陽光パネル“義務化”と言っていますが、もちろん拒否権があります。

なお、「プロジェクションマッピング事業」の入札に関わる資料について、今まで多くの都議やメディアが質問をしてきましたが、頑なに「実行委員会なので出来ません」を繰り返し、回答を拒否してきたため、taka1984さん(Xアカウント名)が事業の関係資料を開示請求し、現在 公開しています。

taka1984さんXより

taka1984さんが公開している、東京プロジェクションマッピング実行委員会関係の開示資料はこちらです。

拡散もOKとのことです!

まとめ (竹山さんは「モノ言えない雰囲気」の日本で頑張っていた!)

カンニング竹山さん
(出典:福島テレビ公式Xより)
カンニング竹山さん
(出典:福島テレビ公式Xより)

2021年3月28日放送、また 2024年6月23日放送の「アッコにおまかせ」出演時のコメントは共に、竹山さんが 普段から政治をしっかりチェックし学んでいたからこそ、すぐに解説できるのだと思いました。

ちなみに「アッコにおまかせ」は生放送です。(TBS系列で 毎週日曜 11:45から)

「アッコにおまかせ」に限らず、日本のテレビ番組では、芸能人は(現政権などの)「権力側」に寄った発言に偏るか、もしくは、自分の意見表明をしない(出来ない)人が多いです。
先日(6月23日)放送の「アッコにおまかせ」もそうでしたね。
(※「意見表明をするな」と誰かに言われていて それが出来ない人を、責めるものではありません。)

そんな雰囲気の中での、竹山さんの切り込みは「素晴らしい!」「良く言った!」とSNSで称賛されました。

日本は「報道の自由度」も低いですよね。

【報道の自由度について】
国際NGO「国境なき記者団」の2024年「報道の自由度ランキング」によると、180か国・地域の中で、日本は70位(前年68位)です。G7の中では、日本は最下位です。

竹山さんのテレビ番組内でのコメントが、「素晴らしい!」と称賛され、ニュースにも取り上げられたのは 良かったですが、逆に言えば これがニュースになるほど、日本では「難しい」ことだった、とも言えます。

アメリカでは、芸能人が政治について意見表明をすることは「当たり前」のこと。
本来、自分の見解を話せることは、当たり前でなければならないですよね。

日本でも、竹山さんのように、公平性のあるコメントや 自分の意見が言える事を「当たり前」にしていきたいものです。

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